現行ミラーレス機、電源ONのままUSB-C給電できるのはどれか メーカー別必要ワット数の比較

USB-Cケーブルをカメラにつなげば、撮影しながらずっと使えます。そう思って電源を選ぶと、うまくいかないことがあります。USB PD対応の充電器でも、カメラが必要とする電圧・電流に合わなければ、給電できなかったり、撮影中にカメラ内バッテリーが減ったりするためです。

この記事は、ミラーレスカメラで動画撮影・映像制作をする人、特にモバイルバッテリーやUSB-C充電器につないだまま長時間撮影したい人のための一覧です。高校生・大学生を含め、電源まわりに詳しくない人でも選びやすいように、メーカーが公開している情報をできるだけやさしい言葉で整理しました。

この記事で分かること

  • 自分のカメラが電源ONのままUSB-C給電できるか
  • 何Wの電源を選べばよいか
  • 「最低値」「対応プロファイル」「推奨値」の違い
  • 給電撮影で見落としやすい注意点
目次

先に結論:迷ったら「必要な条件を満たす、少し余裕のあるUSB PD電源」を選ぶ

カメラの給電条件はメーカーや機種によって異なります。15Wでよい機種もあれば、27Wや45W以上を推奨する機種もあります。「USB PD対応」と書かれているだけでは、必要な電力までは分かりません。

購入前には、次の順番で確認すると失敗しにくくなります。

  1. 使うカメラが電源ON中のUSB給電に対応しているか確認します。
  2. メーカーが「最低値」「対応プロファイル」「推奨値」のどれを示しているか確認します。
  3. 電源本体だけでなく、USB-Cケーブルも必要な出力に対応しているか確認します。
  4. 長時間撮影では、必要値ぴったりではなく余裕のある電源を選びます。

なお、多くの機種はUSB-C給電中でもカメラ内バッテリーを入れたまま使う必要があります。給電中だからといって、必ずしもバッテリーなしで動くわけではありません。

記事の後半でも書きますが、筆者としてはUSB PD対応のVマウントバッテリーを用意するのが実運用を考えるとお勧めです。

この記事の対象と調べ方

対象は、日本国内で現行品として確認できるレンズ交換式ミラーレスカメラと、その一部のシネマラインです。加えて、動画撮影時のUSB-C給電条件を知りたい人の参考になるため、給電対応が公式に確認できたレンズ一体型カメラも補足として掲載します。電源ON中にUSB-C経由の外部電源で動かせることを、メーカー公式サイト、取扱説明書、公式FAQで確認できた機種を取り上げています。

次のような機種は一覧から外しています。

  • 電源OFF中の充電だけに対応する機種
  • USB端子がデータ転送用で、撮影中の給電条件を確認できない機種
  • 専用ACアダプターやDCカプラーだけを前提とする機種

数値はメーカー公式資料の表記を優先しています。公式が最小ワット数を出していない場合は、予想で数値を埋めずに「明記なし」としています。

ワット数の扱いについて

電源の大きさは「W(ワット)」で表します。ワット数は、電圧(V)×電流(A)で計算できます。

  • 5V × 3A = 15W
  • 9V × 3A = 27W
  • 20V × 2.25A = 45W

ただし、表にある数値には意味の違いがあります。ここを混同しないことが大切です。

表記意味読み方
最低値メーカーが「これ以上」と明記した出力まず満たすべき条件
対応プロファイルカメラが対応する電圧・電流の組み合わせ最低値とは限らない
推奨値メーカーが安定運用のために勧める出力長時間撮影では優先したい
明記なし給電対応は分かるが、必要最小W数は公式にない純正品や公式の動作確認済み品が安全

たとえば「9V/3A対応」と書かれていれば、27WのUSB PDプロファイルに対応することは分かります。しかし、それだけで「27W未満では動かない」とは言えません。逆に、メーカーが「27W以上を推奨」と書いている場合も、それが厳密な最小動作値とは限りません。この違いを表の中で分けています。

給電撮影で必ず確認したい4つのこと

1. 電源は「合計W数」ではなく、必要なUSB PD出力を出せるかを見る

たとえば65Wの充電器でも、複数ポートを同時に使うと、カメラへ送れる電力が減ることがあります。電源の仕様表で、使うUSB-Cポートが9V/3Aや20V/2.25Aなどに対応しているか確認しましょう。

2. USB-Cケーブルにも上限がある

電源が45Wや100Wに対応していても、ケーブルの対応出力が低ければ本来の電力を送れません。高出力で使う場合は、必要な出力に対応したUSB-Cケーブルを選びましょう。

3. 給電していても、バッテリー残量が減ることがある

高画質の動画記録、高いフレームレート、暑い場所での撮影、外部モニターなどを使う場面では、消費電力が大きくなります。供給電力より消費電力が多ければ、外部電源につないでいても内蔵バッテリーは少しずつ減ります。

4. バッテリーは抜かないほうがよい

多くのミラーレスカメラでは、給電中もバッテリーの装着が必要です。特に残量がゼロに近い状態からは、外部電源だけで撮影を始められないことがあります。

キヤノン:最小W数が出ていない機種は、純正品・動作確認済み品を基準にする

キヤノンは純正のUSB電源アダプターPD-E1・PD-E2を案内しています。PD-E2の最大出力は65Wですが、これを「すべての対応カメラに65Wが必須」という意味にはできません。機種ごとの市販電源の最小W数は、公式に明記されていないことが多いです。

PD-E1とPD-E2は何が違う?

いちばん大きな違いは、対応する電圧・電流の組み合わせと、対応カメラです。PD-E1は最大9V/3A、つまり最大27Wまでです。一方、後継のPD-E2は15V/3A(45W)と20V/3.25A(65W)の出力にも対応します。

比較項目PD-E1PD-E2撮影時に知っておきたいこと
発売時期2019年2月2024年11月PD-E2は後継モデル
定格出力5V/3A、9V/3A5V/3A、9V/3A、15V/3A、20V/3.25A接続したカメラに合わせて出力は変わる
最大出力27W65W65Wはアダプターの最大能力であり、カメラが常に65Wを必要とするわけではない
EOS R3充電のみ対応充電・給電に対応EOS R3で電源ON中の給電撮影をするならPD-E2が必要
EOS R1公式の対応カメラ一覧に記載なし充電・給電に対応EOS R1はPD-E2を使います
DCカプラーDR-E6Pとの組み合わせ公式仕様に記載なし対応PD-E2はカメラ内バッテリーへの給電以外の使い方にも対応します

EOS R5、EOS R6、EOS R7、EOS R8、EOS R10、EOS R50など、両方のアダプターで充電・給電に対応する機種もあります。ただし、対応状況はカメラごとに異なります。特にEOS R3のように、PD-E1では充電だけ、PD-E2では充電と給電の両方に対応する機種があるため、購入前にキヤノン公式の対応カメラ一覧を確認しましょう。

新しく選ぶ場合は、対応機種であれば高い出力プロファイルにも対応するPD-E2のほうが余裕があります。ただし、PD-E2に替えるだけで撮影時間が無制限になったり、カメラの消費電力が小さくなったりするわけではありません。給電撮影中もバッテリーの挿入が必要で、残量がゼロの状態からは撮影を始められない点も共通です。

機種電源ON中のUSB給電出力の見方主な注意点
EOS R1対応45W以上を公式が推奨バッテリー装着が必要。複数ポート同時使用は避ける
EOS R3対応最小W数は明記なし。PD-E2で充電・給電対応PD-E1では給電不可。残量ゼロでは給電撮影を始められない
EOS R5対応最小W数は明記なし。45W製品の動作確認例ありバッテリーを入れて使う
EOS R5 Mark II対応45W以上を公式が推奨複数ポート同時使用は避ける
EOS R6対応最小W数は明記なし。45W製品の動作確認例ありバッテリーを入れて使う
EOS R6 Mark II対応最小W数は明記なし。45W製品の動作確認例ありバッテリーを入れて使う
EOS R6 Mark III対応最小W数は明記なし市販モバイルバッテリーでは瞬断・電源断のおそれがあるため、純正品を優先
EOS R6 V対応最小W数は明記なしカメラのUSB端子から直接給電する使い方を案内
EOS R7対応最小W数は明記なし。60W製品の動作確認例ありLP-E6のUSB充電には非対応
EOS R8対応最小W数は明記なし。45W製品の動作確認例ありバッテリーを入れて使う
EOS R10対応最小W数は明記なし。60W製品の動作確認例ありバッテリーを入れて使う
EOS R50対応最小W数は明記なしスマートフォン操作中は電源ONでも充電されない
EOS R50 V対応最小W数は明記なし。25W製品の動作確認例あり複数ポート同時使用は避ける
EOS C50対応最小W数は明記なし。PD-E2を指定PD-E1は動作中の給電に非対応

EOS R100はUSB充電・給電ともに非対応です。EOS C80はUSB端子からの電源供給に対応しないことが公式仕様に記載されています。EOS C70・C400・EOS R5 Cは、本記事の基準となるUSB-C給電条件を確認できなかったため掲載していません。

ニコン:公式の「推奨出力」が最も分かりやすい

ニコンは、対応ACアダプター・モバイルバッテリーの推奨出力を機種ごとに公開しています。下表の15W、27W、45Wは、基本的に「安定して使うための公式推奨値」と考えるとよいでしょう。

機種電源ON中のUSB給電公式の推奨出力主な注意点
Z9対応45W以上(20V/2.25A以上)バッテリー装着状態での使用を推奨
Z8対応27W以上(9V/3A以上)MB-N12使用時も同じ区分
Z7II対応15W以上(5V/3A以上)上位機より低い出力区分
Z6III対応27W以上(9V/3A以上)MB-N14使用時も同じ区分
Z6II対応15W以上(5V/3A以上)MH-33/MH-34は充電専用
Z5 II対応27W以上(9V/3A以上)Z5系では高い出力区分
Z5対応15W以上(5V/3A以上)—
Zf対応27W以上(9V/3A以上)MB-N14使用時も同じ区分
Z50II対応15W以上(5V/3A以上)APS-C機の出力区分
Z30対応15W以上(5V/3A以上)MB-N11使用時も同じ区分
Zfc対応15W以上(5V/3A以上)—
ZR対応27W以上(9V/3A以上)公式オンラインマニュアルで27W以上を推奨

ソニー:27Wを境に「通常給電」の扱いが変わる

ソニーの公式サポート情報では、本体USB-C端子への給電について、27W未満と27W以上で説明を分けています。27W未満でも給電自体は可能ですが、撮影内容によってはバッテリー残量が減る可能性があります。27W以上では通常給電として案内されています。

これは「27W未満では必ず使えない」という意味ではありません。長時間の動画撮影では、27W以上のUSB PD電源を一つの目安にするとよいでしょう。

機種電源ON中のUSB給電出力の見方主な注意点
α1 II対応27W未満でも給電可、27W以上で通常給電NP-FZ100を入れて使う
α1対応同上NP-FZ100を入れて使う
α9 III対応同上NP-FZ100を入れて使う
α7R VI対応27W未満でも給電可、27W以上で通常給電NP-SA100採用。DCカプラーDC-C2使用時は100W以上の電源・ケーブルが必要
α7R V対応27W未満でも給電可、27W以上で通常給電NP-FZ100を入れて使う
α7S III対応同上NP-FZ100を入れて使う
α7 IV対応同上NP-FZ100を入れて使う
α7 V対応同上NP-FZ100を入れて使う
α7CR対応同上NP-FZ100を入れて使う
α7C II対応同上NP-FZ100を入れて使う
α6700対応同上NP-FZ100を入れて使う
FX3A対応同上NP-FZ100を入れて使う
FX3対応同上NP-FZ100を入れて使う
FX2対応同上NP-FZ100を入れて使う
FX30対応同上NP-FZ100を入れて使う
ZV-E1対応同上NP-FZ100を入れて使う
ZV-E10 II対応同上NP-FZ100を入れて使う
DSC-RX1R M3(RX1R III)対応18W以上(9V/2A以上)のUSB PD電源を使用USB-Cケーブルは3A以上に対応したものを使用。バッテリーを入れて使う
DSC-RX10 M5(RX10 V)対応27W未満でも給電可、27W以上で通常給電NP-FZ100を入れて使う。DSC-RX1R M3とは異なり、ほかのNP-FZ100機と同じ対応表が適用される
FX5対応27W未満でも給電可、27W以上で通常給電NP-SA100採用。対応表はNP-SA100用を確認する

DSC-RX1R M3とDSC-RX10 M5はレンズ一体型ですが、どちらもUSB Type-C端子でのUSB PD給電に対応しています。レンズを交換する予定がなく、動画撮影をしながら外部電源を使いたい人にも参考になるため、本記事では補足として掲載しました。両機の給電条件は同じではありません。DSC-RX1R M3は、ソニー公式が「18W以上のUSB PD電源」を単独の基準として案内している機種です。一方DSC-RX10 M5は、NP-FZ100を使うほかのソニー機と同じ対応表が適用され、27W未満でも給電は可能ですが、27W以上で通常給電として案内されています。いずれの機種も、USB-Cケーブルは3A以上に対応したものを使用し、給電時はカメラ内バッテリーを入れたまま使う必要があります。撮影条件によっては、給電中でもバッテリー残量が減る場合があります。

FX6・FX9は、今回確認したソニー公式のUSB PD対応機種一覧に含まれていないため対象外としています。

富士フイルム:充電用の条件と、撮影中の給電用の条件を分けて見る

富士フイルムは公式FAQで、「USB充電時」と「USB給電時」の必要電力を分けて公開しています。この記事では、電源ON中の撮影に関係するUSB給電時の必要電力を掲載しています。

機種電源ON中のUSB給電給電時に必要な出力主な注意点
GFX100 II対応15W(5V/3A)USB充電時は15V/1AのPD対応
GFX100S II対応10W(5V/2A)USB充電時は15V/1AのPD対応
GFX50S II対応10W(5V/2A)USB充電時は15V/1AのPD対応
GFX100RF対応10W(5V/2A)USB充電時は15V/1AのPD対応。USB Type-C(USB 10Gbps)
X-H2S対応7.5W(5V/1.5A)USB充電時は15V/1AのPD対応
X-H2対応7.5W(5V/1.5A)USB充電時は15V/1AのPD対応
X-T5対応7.5W(5V/1.5A)USB充電時は15V/1AのPD対応
X-S20対応7.5W(5V/1.5A)USB充電時は15V/1AのPD対応
X-T50対応7.5W(5V/1.5A)公式表のUSB充電欄にPD表記なし
X-T30 III対応7.5W(5V/1.5A)公式表のUSB充電欄にPD表記なし
X-E5対応7.5W(5V/1.5A)公式表のUSB充電欄にPD表記なし
X-M5対応7.5W(5V/1.5A)公式表のUSB充電欄にPD表記なし

GFX100RFはレンズ一体型ですが、富士フイルム公式FAQでUSB給電対応が確認できるため、補足として表に追加しました。電源ON中のUSB給電に必要な電力は5V/2A、つまり10Wです。USB充電時は15V/1AのUSB PDに対応し、USB端子はType-C(USB 10Gbps)です。

パナソニック:9V/3Aと書いてあっても、意味を分けて読む

パナソニックでは、複数機種の公式仕様や取扱説明書にUSB PD対応「9V/3A」の記載があります。これは27Wの対応プロファイルにあたります。一方で、すべての機種について「市販電源は最低27W必要」と明記されているわけではありません。

機種電源ON中のUSB給電出力の見方主な注意点
LUMIX GH7対応27W(9V/3A)バッテリーを入れて使う
LUMIX GH6対応27W(9V/3A)バッテリーを入れて使う
LUMIX S1H対応27W(9V/3A)バッテリーを入れて使う
LUMIX G9 II対応27W以上を公式が推奨バッテリー消耗を抑えるための推奨値
LUMIX S1R II対応27W以上を公式が推奨給電用ケーブルも27W以上に対応したものを使う
LUMIX S5 II対応27Wの対応PDプロファイル。最低値は明記なしバッテリーを入れて使う
LUMIX S5 IIX対応27Wの対応PDプロファイル。最低値は明記なしバッテリーを入れて使う
LUMIX S9対応15W以上を公式が推奨給電用ケーブルも15W以上に対応したものを推奨

LUMIX G100DはUSB-C充電には対応しますが、電源ON中に外部電源で動作を続けられることを示す公式情報を確認できなかったため、掲載していません。

OM SYSTEM:対応するUSB PDプロファイルを確認する

OM-1、OM-1 Mark II、OM-3は、USB PDの対応プロファイルとして15V/3A、15V/2A、9V/3Aが公式に案内されています。この中で最も低いのは9V/3A、つまり27Wです。ただし、これは対応するプロファイルの一覧であり、「27W未満では給電できない」という断定とは別の情報です。

機種電源ON中のUSB給電出力の見方主な注意点
OM-1対応15V/3A、15V/2A、9V/3Aのいずれか。対応プロファイル中の最小は27Wバッテリー装着が必要
OM-1 Mark II対応同上バッテリー装着が必要
OM-3対応同上バッテリー装着が必要
OM-5 Mark II対応7.5W以上(5V/1.5A)USB PD規格には非対応。バッテリーと外部電源を併用する

自分に合う電源の選び方

これから初めて給電撮影をする人

まずは、カメラの公式推奨値または対応プロファイルを満たすUSB PD対応充電器・モバイルバッテリーを選びましょう。迷ったときは、カメラメーカーが動作確認済みとしている製品や純正品を基準にするとよいでしょう。

インタビューやイベントを長く撮る人

撮影時間が長いほど、必要値ぴったりの電源では余裕がなくなります。カメラが27Wを推奨しているなら、複数ポートを使わない状態で27W以上を安定して出せる電源を選びましょう。高ビットレート撮影、外部モニター、ワイヤレス機器を同時に使うなら、さらに余裕を持たせましょう。

USB-Cケーブルを買い足す人

ケーブルは「USB-Cだから大丈夫」というわけではありません。電源とカメラの両方が対応していても、ケーブルが必要な出力に対応していなければ性能を出せません。特に45W以上やDCカプラー使用時は、ケーブルの定格を必ず確認しましょう。

USB給電、迷ったら潔くカメラ用バッテリーを選びましょう

USB-PD対応のモバイルバッテリーで出力的に問題がなければ、多くの場合使用できると思います。しかし、バッテリーの相性等の情報をいちいち試してみたり調べてみるのは、筆者としては正直時間の無駄かなという気がします。外部電源を使用しつつ撮影を行うのであれば、今後の運用も考慮して潔くUSB-PD対応Vマウントバッテリーを導入するのがよいと思います。このサイトでは安価な製品を中心にVマウントバッテリーやNP-F互換バッテリー等、いくつかのバッテリーを紹介しています。

なお、NP-F互換バッテリーはフィールドモニターや小型のLED照明等で使用することが多く、機種によってはカメラ本体への給電も可能ですが、互換バッテリーは品質が玉石混交なのであまりお勧めしません。「動かないかも」「途中で止まるかも」……という心配をしながら撮影はしたくありません。

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よくある疑問

USB PD対応なら、どの充電器でも使えますか?

いいえ。USB PD対応でも、出せる電圧・電流の組み合わせは製品ごとに異なります。カメラが必要とする条件を満たすUSB-Cポートを使う必要があります。

65Wの電源なら、45Wのカメラにも使えますか?

電源・カメラ・ケーブルが対応するUSB PDプロファイルで正しく通信できれば、使える可能性は高いです。ただし、65Wは電源全体の最大出力であり、特定のポートが45W以上を出せるか、複数ポート使用時に出力が下がらないかは別に確認しましょう。

給電中なら、内蔵バッテリーは減りませんか?

必ずしもそうではありません。カメラの消費電力が外部電源の供給より大きい場合、給電しながらでも内蔵バッテリーは減ります。特に高負荷の動画撮影では、出力に余裕を持たせることが大切です。

まとめ

USB-C給電は、ミラーレスカメラで長時間の動画撮影をする人にとって便利な機能です。ただし、見るべきなのは「USB PD対応」という一言だけではありません。カメラごとに、最低値・対応プロファイル・推奨値のどれが公開されているかを確認し、電源本体とケーブルをそろえる必要があります。

特に迷ったときは、メーカー公式の推奨値を満たす電源を選び、長時間撮影では少し余裕のある出力を確保しましょう。実際の機材構成では、必ず使うカメラの最新の取扱説明書と公式サポート情報も確認してください。

出典一覧


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