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11|ミラーレス勃興期の富士——LUMIX・OM-D登場のころ、富士はどこにいたか
ミラーレス一眼という新大陸を最初に発見したのは、富士フイルムではなかった。パナソニックであり、オリンパスであり、ソニーだった。では、カメラ史の大転換が起きていた二〇〇八〜二〇一一年、富士はどこで何をしていたのか。「出遅れた会社」と切り捨... -
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10|コンデジとデジタル黎明の苦悩——スーパーCCDハニカムとFinePixの模索
デジタルカメラを世界で最初に作ったのは、ソニーでもキヤノンでもなく富士フイルムだった——そう言われると、たいていの人は驚く。だが事実だ。富士はデジタルの扉を最初に開けた会社でありながら、その後二十年あまり、勝ちきれない時代を過ごす。本章は... -
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09|Instax/チェキという成功——銀塩衰退期に伸びた「もう一つのフィルム」
デジタルカメラもスマホもなかった1998年に生まれ、デジタル全盛の2025年に累計販売台数1億台を突破した——インスタントカメラ「instax“チェキ”」は、銀塩フィルムが衰退していく時代に、むしろ右肩上がりで伸びた異色の存在だ。一度は最盛期の10分の1まで... -
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08|フィルムカメラ時代の富士——レンジファインダーから中判、写ルンですまで
富士フイルムは「フィルムの会社」として知られるが、同時に半世紀以上カメラを作り続けてきた「カメラの会社」でもある。1948年のフジカシックスに始まり、プロが愛した中判レンジファインダー、ハッセルブラッドと組んだパノラマ機、そして「写ルンです... -
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【2026年版】「Z200は高い…」で止まったあなたへ。実売25万円台から選ぶ、長時間収録に強い業務用ビデオカメラ購入ガイド
「業務用ビデオカメラを、そろそろ1台きちんと揃えたい。とはいえ、ソニーのZ200は約56万円……さすがに高い」。そう感じて、キヤノンのXA70あたりを検討されている方は、決して少なくないはずです。その感覚は、とても大切だと思います。本記事は、まさにそ... -
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06|放送用レンズの覇者——ハイビジョン以降、他社カメラに載るフジノン
📡オリンピックのスタジアムで、選手の表情を競技場の反対側からアップで捉える——その怪物のようなズームレンズの多くに「FUJINON」の文字が刻まれている。世界の放送現場で使われる高倍率ズームレンズは、いまやキヤノンと富士フイルムの二社でシェアの9... -
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05|FUJINONの技術的背景——民生・産業・放送・映画のレンズ屋
🔭オリンピックの中継カメラにも、ハリウッドの撮影現場にも、彗星を追う天文台にも、富士フイルムのレンズは載っている。多くの人は「富士フイルム=フィルムとチェキの会社」と思っているが、その正体はもう一つある。世界が認める総合レンズメーカー「F... -
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04|なぜ富士はカメラを作り続けるのか——「写真文化への責任」という理念
📷儲けの薄いカメラ事業など、真っ先に手放してもよかったはずだ。多くの家電メーカーがそうしたように。それでも富士フイルムは、写真を撮る道具を作り続けることを選んだ。なぜか。そこには「写真文化を守る」という、そろばんだけでは説明のつかない意... -
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03|多角化という生存戦略——ヘルスケア・高機能材料・化粧品への道
🧪写真フィルムの巨大市場が消えていく——その現実を前に、富士フイルムは「フィルム中心の会社であり続ける」ことをやめた。だが、捨てたのはフィルム依存の事業構造であって、フィルムで培った技術ではない。化粧品の棚に、液晶テレビの内部に、抗ウイル... -
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02|コダック対富士フイルム——フィルム二大巨頭の明暗
🎞️20世紀の写真は、黄色い箱に支配されていた。世界中どこの店先にも「Kodak」の黄色が積み上がり、人々はシャッターチャンスのことを「コダック・モーメント」と呼んだ。その巨人に、極東の島国から一社の挑戦者が挑む。緑の箱を掲げた富士フイルムである...