EOS R50・R50V・PowerShot V1でフラッシュ撮影はできない?
コストパフォーマンスに優れるEOS R50とEOS R50V。
カメラを買って、人やモノを撮影するのは楽しいです。
でも、撮影していると「ここに光を当てられたらいいのに⋯」と思うことはありませんか。
家族写真やポートレート撮影、あるいはプラモデルやドールの撮影などでフラッシュを焚きたい⋯でも、EOS R50やEOS R50Vには本体にストロボ用の接点がないのです。
キヤノンが発売しているストロボ、「スピードライト EL-5」(52,800円)や「スピードライト EL-10」(32,450円)を購入すれば、フラッシュ撮影ができます。
はい、解決ですね!
いや、でも、そんな大金を出すのは難しい
もしくは、ネットでストロボを検索すると出てくるニッシンやGodoxのストロボが使いたい。
そんな方は少なくないはずです。
大丈夫、あるアイテムを使えば、ストロボ撮影ができるようになります。
それは AD-E1 です。
この記事では、EOS R50またはEOS R50V、PowerShot V1を使用していて、
- 今後ストロボを使ったフラッシュ撮影をしてみたい人
- 写真表現の幅を広げたい人
に向けた解説記事になります。
上記のカメラお持ちの方で、フラッシュを使用した写真表現に興味がある方のお役に立てれば嬉しいです。

フラッシュ撮影ってどんなときにするの
「フラッシュって難しそう…」
「そもそも、いつ使えばいいの?」
そんな疑問を持つ人は多いです。
ストロボ・フラッシュは“光を出す道具”ですが、暗いとこに光をあてるために使うのではありません(もちろん、そのような使い方もできます)
そうではなく、ストロボ・フラッシュを使うのは写真をキレイに整えるためになんです。
ここでは、初心者でもすぐ使いこなせるように、ストロボ・フラッシュを使うシーンをシンプルにまとめます。

フラッシュ撮影を行うには
フラッシュ撮影を行うためには、
- カメラ内蔵のストロボを使用する
- 外付けのストロボを使用する
のどちらかとなります。
CANON EOS R50やEOS R50V、PowerShot V1にはストロボは搭載されていません。
ですので1.カメラ内蔵のストロボを使用するという選択肢はなく、2.外付けのストロボを使用する 必要がとあります。
ストロボ撮影をするのに必要なホットシュー
外付けのストロボ(フラッシュ)とカメラ本体を接続する端子(シンクロ端子)はいくつか種類があります。デジタルカメラ本体にはシンクロターミナルと呼ばれる円形の端子や、主にカメラ上部に置かれるホットシューと呼ばれる接点があります。シンクロターミナルやホットシューの端子をX接点といいます。
難しいですよね……でも、これらの用語について、あまり難しく考えなくても大丈夫です。
EOS R50やEOS R50V、PowerShot V1にはこの接点がないため、そのままではストロボが装着できないということだけ理解してください。
細かい話なので興味のない方は飛ばしてください!
ホットシューというのはISO 518規格に準拠したアクセサリーシューのことで、各メーカーのカメラで共通の仕様となっています。出典:ニッシンジャパン
多くのカメラ上部には四角い凹型の空間があります。シューは英語のShoeで、中学校では靴と習います(馬のひづめを護る蹄鉄という意味もあります)
X接点があればホットシューと呼びますが、X接点以外にもカメラ本体とストロボが通信するための接点があることが多いです。また、近年ではストロボ以外のデジタル機器との接続をするための端子追加されているものもあります。例えば他社でいうとソニーのカメラにはMIシュー(マルチインターフェイスシュー)という独自規格があります。同様にキヤノンのカメラにも近年ではマルチアクセサリーシューという独自規格があります。
マルチアクセサリーシューとは
2021年に発売されたEOS R3以降キヤノンのカメラに搭載されています。接続したアクセサリーへのデータ通信や電力供給が可能な端子です。
ここで説明するよりもキヤノンのウェブサイトで直接確認いただいた方がわかりやすいと思いますので、興味がある方は公式サイトを参照ください。
ここだけ覚えてください。マルチアクセサリーシュー=ホットシューではありません!
マルチアクセサリーシューが搭載されていても、ホットシュー(カメラとストロボをつなぐ接点)がないカメラが複数あり、それが EOS R50 そして EOS R50V、PowerShot V1です。
追加パーツがあればストロボが使える
カメラを買ってハマったら、フラッシュ撮影をしたくなった。
でも、ストロボを繋ぐ端子がない……
大丈夫です。
AD-E1という追加パーツがあればフラッシュ撮影が可能になります。
AD-E1とは


AD-E1は防塵・防滴性能を備えた従来のアクセサリーを、マルチアクセサリーシューを搭載したカメラに装着するための変換アダプターです。(公式サイトより引用)
ホットシューがないカメラでも、フラッシュの発光に対応さえしていればAD-E1を使用することでストロボ撮影(フラッシュ撮影)が可能になります。

これにより、マルチアクセサリーシュー接続ではないキヤノン純正のスピードライト(ストロボ)や、他社製の汎用ストロボを接続することができるようになります。
外部ストロボを買おう
AD-E1はキヤノン純正のスピードライト(ストロボ)以外の他社製のストロボが使えるようになります。
ただし、冒頭でもお伝えしましたように、下記の2モデルを使用する場合、EOS R50・R50V・PowerShot V1で使用する場合、AD-E1は不要です。
キヤノン純正ストロボでAD-E1が不要なモデル
スピードライト EL-10

スピードライト EL-5

価格については、公式サイトでEL-10が32,450円、EL5が52,800円です。
1台しか購入しない、または、ストロボ製品を全てキヤノン製で統一する場合は上記2モデルを購入しましょう。
あと、後述するTT600には自動調光(光の強さをオートで判断する機能)がないため、結婚式に参列した際にフラッシュを使って写真を撮りたいという理由でストロボを購入する方は、上記の純正モデルを購入してください。結婚式ではカメラの設定にかける時間は全くないので、なるべくオートで撮れる純正品を強くお勧めします。
サードパーティー製
キヤノンのストロボはお仕事で使用する場合など、信頼性を最重視する場合は有力な選択肢だと思います。
しかしながら、製品の選択肢の多さや、ライティングの自由度・柔軟性という意味では、社外製(サードパーティー)のストロボが使いやすいです。
たとえばGodox(ゴドックス)製のストロボなら、インターネット上の多くのお店で購入できます。安価なTT600であれば1万円前後で販売されています。東京など大都市にお住まいの方ならビックカメラ等の実店舗で販売されていることもあるので、実機を触ってみたい方はそちらで購入するのも良いと思います。また、使用者が多いため、中古の流通量も多く、フジヤカメラ等のカメラ店やフリマアプリでも入手できると思います。
他には日本の会社で、最近高円寺から鶴巻町に移転したニッシンのストロボが有名で、こちらは国内企業のため困った時のサポートが受けやすいというメリットがあります。ニッシンのライトスタンドは非常に使いやすいので、ストロボ一式をニッシンで揃えるのも良いかもしれません。
Godox TT600を使ってみよう
Godox(ゴドックス)は中華人民共和国の深圳にある世界的なカメラアクセサリーメーカーです。比較的安価なストロボからプロ用途、スタジオ据え置き用のストロボまで守備範囲が広いです。
Godoxの特徴
- 初心者~プロまで幅広い層が使用している
- 無線発光システム(Xシステム)が優秀
- 比較的安価な製品が多く、ストロボ数台を使用して撮影するハードルが低い
- インターネット上で情報が多い
- 各メーカーのカメラに対応している
2026年現在、汎用ストロボはGodox一強といっていいほど普及しています。今回は、Godoxの中でも比較的安価なTT600を紹介します。
TT600のについて
細かいスペックを語っても仕方がないので、簡単に説明します。
- 手に取りやすい価格
- 単三電池で動かせる
- コマンダーを追加すれば無線や多灯ができる
- ちょっと大きくて重い
- TTL(自動調光)がない
手に取りやすい価格
2026年現在、1万円前後です。もっと安価なストロボもありますが、業務レベルでの本格的なフラッシュ撮影ができる機種の中ではもっとも安価なモデルになります。
コマンダーを追加すれば無線や多灯ができる
ストロボ撮影が楽しい!もっと本格的にやりたい!と思ったとき、簡単に無線システムが使えるのがGodox最大の強みです。
特に専用コマンダーの使いやすさが抜群で、本当に楽しいので、最初から無線撮影を勧めたいくらいです…!
大きくて、重い
TT600の弱点としては、大きく、重いということです。この価格からは信じられない位ハイパワーなストロボで、弱く光りを当てることも強く当てることもできるというメリットがある一方、どうしても重量やサイズはデメリットです。
TTL(自動調光)がない
TT600はマニュアル操作で設定するストロボです。スマートフォンのライトみたいに自動で調節してくれる機能はありません。自宅でテーブルフォトを撮ったり、友人とポートレート撮影を楽しむ場合には、マニュアルで設定した方が意図を反映できます。そのためTTL(自動調光)がなくても特段のデメリットにはなりません。
ただし、先述の通り、結婚式に参列するなど、瞬時の判断が必要なイベント等での撮影はTTLがないと厳しいと思います。
TTLを搭載したGodox製品もあるのですが、AD-E1を別途購入してさらにGodoxのストロボを買うと3万円近くになってしまいます。
結婚式参列など明確な目的があるならば最初からキヤノン純正のスピードライトを購入する方が良いと思います。



