MONITOR & RECORDER THE COMPLETE SERIES — Vol.04

「消費者として、私たちは騙されている。そう感じた」
Blackmagic Design創業者・CEOのグラント・ペティ(Grant Petty)がこう語ったのは、2001年に会社を立ち上げる直前のことだ(出典:British Cinematographer)。彼がその時見ていたのは、ビデオキャプチャーカードという、当時の映像業界が数百万円で売っていた製品だった。「10bitのSDI映像をコンピューターに取り込む方法を誰かが見つければ、高価な専用ハードウェアから解放されるはずだと思った」(同)。
そこからBlackmagic Designの歴史は始まる。最初の製品「DeckLink」は、macOSで非圧縮10bit映像を扱える初のキャプチャーカードとして映像業界の常識を壊し、当時の競合製品の何分の一かの価格で市場に投入された。そして以来25年、同社は「プロが使うものを誰もが買える価格で」という一本の哲学を貫き続けている。
前回の記事では、ATOMOSが掲げる「どのカメラとも繋がる自由」というオープン接続の思想を掘り下げた。
本記事で取り上げるBlackmagic Designは、それとまったく対照的な思想を体現する企業だ。しかし2026年現在、その「対照」の意味は変わりつつある。かつては「自社エコシステムの中に入れば、もう外に出る必要はない」という閉じた城塞だったBlackmagic Designが、いま戦略的に門を開き始めている。BRAWというコーデックを鍵にして。
本記事では、グラント・ペティという人物の物語から始め、Blackmagic Designの製品群とその思想、そして垂直統合エコシステムが「閉じた強さ」から「開かれた引力」へと進化しつつある現在地を深く掘り下げる。
MONITOR & RECORDER THE COMPLETE SERIES
- 第1回:モニター&レコーダー入門——なぜ外部レコーダーが必要なのか
- 第2回:テープから8K RAWまで——外部映像収録70年の歴史
- 第3回:ATOMOSのすべて——「カメラに依存しない」オープン接続の思想
- 第4回:Blackmagic Designのすべて——「映像制作の民主化」を垂直統合で実現する稀有な企業
- 第5回:ProRes RAW・BRAW・内部収録——RAW収録は本当に必要か? 現場のコーデック選択を解剖する
- 第6回:あなたのワークフローに最適な機材はどちらか——ATOMOS vs Blackmagic Design、現場別徹底比較
- 第7回:映像制作の未来はどこへ向かうのか——AI・クラウド・8Kが変えるモニター・レコーダーの役割
グラント・ペティという人物:貧困から億万長者へ、そして「道具が人を制限しない世界」へ
グラント・ペティはビクトリア州シェパートン郊外の田舎町で育った。「公営住宅地区の中で暮らしていた」と彼は率直に語る(出典:Forbes、2022年4月 / Australian Financial Review、2021年)。母親は年金生活者で、贅沢とは縁遠い幼少期だった。しかしその境遇が、のちの彼の事業哲学に深い影を落とすことになる。
「田舎町で見た階級制度が、TV業界にもそのまま存在していた。本当のクリエイティブな業界ではなかった」とペティはのちに振り返る(出典:CineD、2022年4月)。「飢えている人々に手を差し伸べ、もっと強くしたとき、自分が提供しているのは”自由”だと気づく」——これがグラント・ペティの思想の根本だ(出典:CineD / Forbes、2022年)。
学校を出た後、ペティはメルボルンのポストプロダクション会社に就職し、その後シンガポールのテレシネエンジニアとして働いた。この時代に、映像業界の「プロプライエタリ(独自仕様による囲い込み)」に強い不満を感じるようになる。「すべてが独自仕様だった」とペティは当時を振り返る(出典:British Cinematographer)。ハードウェアとソフトウェアが一体化した専用システムを何百万円も出して買わなければ、何もできない構造だった。
その構造を壊すべく、2001年にBlackmagic Designを共同設立した。初期の製品は小さなビデオキャプチャーカードに過ぎなかったが、ペティの本質的な目標は変わらなかった。「人々がもっとクリエイティブに自由でいられるようにしたかった。しかし機材の値段がそれを阻んでいた」(出典:British Cinematographer)。
グラント・ペティの目標は、映画・テレビ・AV制作を手頃な価格で誰でも利用できるようにすることで、創造性を解放することだった。そして今日、Blackmagic Designの製品はスター・ウォーズ、ゲーム・オブ・スローンズ、NCISなどの大作から、15歳の学生のプロジェクトまで、あらゆる規模の映像制作で使われている。
注目すべきは、Blackmagic Designが外部からの資本調達を一切せずに成長してきた点だ。「ベンチャーキャピタルを使えば、常に投資の返済に追われることになる」とペティは語る(出典:British Cinematographer)。借金をせずに、投資家の支援も受けずに、年商5億7,600万ドル・利益1億1,300万ドルの企業を作り上げた(出典:CineD / Forbes、2022年)。現在Blackmagic Designは1,500名以上の従業員を抱え、完全無借金の状態を維持している。
ペティは巨大化した企業を率いながらも、きわめて実務的なCEOであり続けている。「2020年は一年中、2021年も前半まで、毎日深夜2時まで会社を動かすコードを書いていた」とForbesのインタビューで語る(出典:Forbes、2022年4月)。自社の3工場を接続するSQLコードを自分で書いていることについて「自分でコードを書くことを弱点だと見る人もいる」と笑うが、パンデミック中にサプライチェーン問題を自力で解決できたのはこの姿勢の賜物だ(出典:CineD、2022年4月)。
転換点①:DaVinci Resolve買収——最強の「無料ツール」の誕生
Blackmagic Designの歴史において、最もエポックメイキングな出来事を一つ選ぶとすれば、2009年のDaVinci Systems買収だろう。
DaVinci(正式にはda Vinci Systems)は、ハリウッドのカラーグレーディング業界において「標準」として君臨していたシステムだ。映画「タイタニック」「マトリックス」など数多くの大作映画のカラーグレーディングに使われ、専用ハードウェアを含むシステム一式の価格は数百万ドルに達していた。
ペティはこれを買収した直後、戦略的に大胆な決断を下す。DaVinci ResolveをMac対応のソフトウェア製品として再生し、それを無償で一般公開したのだ。
ペティの言葉を借りれば、BMDはResolveの新しいビジネスモデルを「空中に放り投げて作った」(出典:British Cinematographer)。かつてのハイエンドシステムを、無償の基本版と有償の生涯ライセンス版という選択肢で、より広いユーザーに届ける道を切り拓いたのだ。この決断により、それまで一部のハリウッドスタジオしか使えなかったグレーディング環境が、世界中の映像制作者の手元に届くことになった。
現在、DaVinci Resolveは世界で最も広く使われている映像制作ソフトウェアのひとつとなった。編集、カラーグレーディング、VFX(Fusion)、音響(Fairlight)の4機能を1つのアプリケーションに統合し、無償版でも業務上十分な機能を持つ。有償の「DaVinci Resolve Studio」(買い切り約4.5万円)は4K以上の高解像度出力やネットワーク共同作業機能を追加するが、月額サブスクリプションではなく買い切りという点も業界の常識に反している。
DaVinci Resolve Studioの買い切りライセンスという価格設計は、サブスクリプション化が当然となった2020年代の業界において、逆説的な「反骨」として響く。ペティはサブスクリプションモデルに一貫して反対の立場を取っており、ユーザーを道具に縛り付けないという姿勢が、Resolveの熱烈な支持層を生んでいる(出典:Blackmagic Design Forum / EOSHD Forum等での発言記録)。
転換点②:カメラ事業への参入——「ポスプロ発想のカメラ」BMCCの衝撃
DaVinci Resolveを手に入れ、無償化し、カラーグレーディングを誰もが使えるようにする——ペティのこの戦略は、しかし予想外の壁に突き当たった。
「DaVinci Resolveを買収したとき、カラーコレクションをよりパワフルに、かつより多くの人が使えるようにしたいと思っていた。無償ダウンロードバージョンもリリースした。カラーコレクションをする人は確かに増えてきたが、その結果は私たちが期待していたほどではなかった」とペティは振り返る。その理由は明快だった。「ARRIのようなデジタルフィルムカメラを購入できるのはハイエンドのユーザーだけ。普通の人たちはビデオカメラやDSLRを使っていた。コントラストレンジがクリップされるため、カラーコレクションに必要なレンジが失われてしまう」(出典:玄光社 SHUFFLE、2013年11月)。
つまり、世界最高のカラーグレーディングソフトを無償で配っても、そこに流し込む素材の品質が足りなければ、クリエイティビティは解放されない。ペティはいくつかのカメラメーカーに共同開発を打診したが、「マーケットが小さすぎる」と断られた。
「それでも私はそんなカメラが欲しいと思った。カラーコレクションできるような高画質の素材がなかなか撮影できないし、ユーザーのクリエイティビティが制限されてしまう。そこで、自分たちで欲しい機能を詰め込んだカメラを作ろうと決めた」(出典:同)。
こうして2012年のNABで発表され、2013年に出荷が始まったBlackmagic Cinema Camera(BMCC)は、2.5Kセンサー・13ストップのダイナミックレンジ・RAW(CinemaDNG)およびProRes収録を搭載し、価格は$2,995(当時約30万円)だった。ARRIやREDのカメラが数百万円する時代に、30万円台でシネマ品質のRAW素材が撮れるカメラが現れたのだ。
ペティはBMCCの位置づけについてこう断言している。「BMCCを開発したのは『カメラマーケットに参入する』という理由ではない。カラーコレクションに最適な映像が撮れるカメラがなかったという問題を解決するためだ」(出典:同)。そして「カメラを作ったメリットは、ユーザーにデジタルフィルムイメージと、DaVinci Resolveとの完璧なワークフローを提供できることだ」とも語った(出典:同)。ここに、のちのBRAW+DaVinci Resolveという垂直統合の原型が見える——BMCCの本質は「カメラ」ではなく、DaVinci Resolveワークフローの上流に位置する「素材生成装置」 だったのだ。
その後、BMDはPocket Cinema Camera(オリジナル)、Production Camera 4K、URSA、URSA Mini Proと次々にカメラを投入する。しかしこの戦略が決定的な段階に到達したのは、2018年のNABで発表されたBlackmagic Pocket Cinema Camera 4K(BMPCC 4K)だ。4/3型センサー・4K DCI・デュアルネイティブISO・内部Blackmagic RAW(BRAW)記録——すべてを$1,295(約14万円)に詰め込み、さらに購入者にはDaVinci Resolve Studioのライセンスが付属した。
BMPCC 4Kの衝撃は、スペックと価格の破壊力だけではない。カメラを買った瞬間に、プロ用のカラーグレーディングソフトが手に入る——この設計こそが、「カメラ→BRAWコーデック→DaVinci Resolve→クラウド」というBlackmagicエコシステムの引力圏への入口として機能し始めた。BMCCで証明した「ポスプロ発想のカメラ」という概念が、BMPCC 4Kによって一気にマスマーケットへ浸透したのだ。
転換点③:ProRes RAW対応——長年の「壁」が崩れた瞬間
2025年9月のIBC 2025で、Blackmagic Designは業界を驚かせる発表を行った。DaVinci Resolve 20.2がProRes RAWに正式対応したのだ(出典:CineD、2025年9月)。
長年、DaVinci ResolveはATOMOSの主力フォーマットであるProRes RAWをサポートしていなかった。第3回で触れたように、ATOMOSのジェロミー・ヤングはこの状況について「Grant(ペティ)は天才だが、自社だけで仕事をしたがり、他の会社と協力するのを好まない」と率直に語っていた(出典:ProVideo Coalition、2024年2月)。
しかしIBC 2025で、その壁が崩れた。CineDのインタビューでBlackmagic DesignのCraig Heffernanは、「Appleとの数年にわたる技術的な議論の末、ProRes RAWがDaVinci Resolve 20.2に統合された」と説明している(出典:CineD、2025年9月)。
同時に、Pocket Cinema Camera 4KにもProRes RAW記録機能が追加された。BMDの自社カメラでBRAWとProRes RAWの両方を選べるようになったのだ。
この動きは、第3回で描いたATOMOSの「オープン接続」の成果でもある。ATOMOSが7年かけて築いたProRes RAWエコシステムの広がりが、最終的にBlackmagic Designをも動かした。そしてBlackmagic Designにとっても、DaVinci Resolveが「あらゆるコーデックを扱える唯一の統合ソフト」という地位を確立するための重要な一手だった。
垂直統合エコシステムの全体像:「すべてBlackmagicで完結する」設計
Blackmagic Designの製品群は、映像制作の全工程を自社製品でカバーするよう、意図的に設計されている。
撮影——PYXIS・Pocket Cinema Camera・URSA・Studio Camera
2013年のBMCCから始まったBlackmagic Designのカメラ事業は、2026年現在、4つのシリーズに展開している。
PYXIS シリーズは、2024年に登場したフルフレーム(36×24mm)シネマカメラだ。PYXIS 6K($3,295・約48万円)は6,048×4,032・13ストップのダイナミックレンジ・EF/PL/Lマウント交換対応・デュアルCFexpress・12-bit BRAW+H.264プロキシ同時記録を搭載し、フルフレームシネマカメラとしては破格の価格を実現した。PYXIS 12K($5,495・約80万円)はさらに12,288×8,040のRGBWセンサー・16ストップDRを誇り、ペティが「対称カラーパターンにより、センサーをスケーリングできるマルチレゾリューションセンサー」と語る技術を搭載する(出典:No Film School、NAB 2023インタビュー)。いずれもDaVinci Resolve Studioのライセンスが付属する。
Pocket Cinema Camera(BMPCC) シリーズは、BMCCの直系にあたるエントリー〜ミッドレンジのシネマカメラだ。6K・4Kモデルがあり($1,295〜$2,495)、内部でBRAWを記録する。転換点②で述べたBMPCC 4Kの衝撃は記憶に新しいが、このシリーズの本質的な役割は「Blackmagicエコシステムへの入口」にある。購入時にDaVinci Resolve Studioが付属し、カメラを手にした瞬間からBRAW→DaVinci Resolveという垂直統合ワークフローに入れる設計だ。
URSA Mini Pro シリーズは、放送・プロダクション向けの中〜大型シネマカメラ。URSA Mini Pro 12Kを筆頭に、内蔵NDフィルター、デュアルCFexpressスロット、交換式マウント(EF/PL/B4)など、現場運用を前提とした堅牢な設計が特徴だ。ドキュメンタリーからCM撮影、ライブイベントのメインカメラまで幅広いプロダクションで採用されている。
Studio Camera は、ライブプロダクションや配信スタジオ向けのカメラで、ATEM Miniなどのスイッチャーとの連携に特化している。PTZ(パン・チルト・ズーム)制御にも対応し、固定カメラとしての運用に最適化されている。
2013年のBMCC($2,995)で「ポスプロ発想のカメラ」を証明し、2018年のBMPCC 4K($1,295)でマスマーケットに浸透させ、2024年のPYXIS 6K/12Kでフルフレームシネマカメラの価格破壊に到達した——この10年余りの進化は、「DaVinci Resolveに最適な素材を生成するカメラ」という一貫した設計思想に貫かれている。BMCCが$3,000で切り拓いた道を、PYXISは同価格帯でフルフレーム・RGBWセンサー・16ストップDRという次元にまで押し上げた。
モニタリング・収録——Video Assist 12G HDRシリーズ
このシリーズが、他社製品との最も直接的な競合ポイントであり、2025年に最も大きな変化を遂げたカテゴリだ。
Video Assist 5インチ 12G HDR($685)は、2500nitの超高輝度ディスプレイを搭載し、12G-SDIとHDMI入力でUltra HD最大2160p60に対応する。10-bit 4:2:2のProResまたはDNxHD形式で記録でき、SDカードまたはUSB-C外部ドライブへの書き込みが可能だ。
Video Assist 7インチ 12G HDR($915)は5インチモデルの上位版で、2500nitの7インチディスプレイを持ち、デュアルSDカードスロットによる連続記録が可能。mini XLR入力(48Vファンタム電源対応)も備え、音声収録も直接行える。
Video Assistシリーズの最大の強みは、DaVinci Resolveとのシームレスな連携だ。記録した素材には収録時のメタデータ(カメラ情報、LUT設定等)が自動的に埋め込まれ、DaVinci Resolveでプロジェクトを開くと、カラースペースやキャメラマッチが自動認識される。余計な設定作業なく、即座にグレーディングに入れる。
ライブスイッチング——ATEMシリーズ
Blackmagic DesignのATEMシリーズは、ライブプロダクション用スイッチャーの分野でも圧倒的な存在感を持つ。
ATEM Mini(実売約5万円)は個人・小規模プロダクション向け。最大4系統のHDMI入力をリアルタイムで切り替え、USB経由でウェブカメラとしてパソコンに認識させてOBSやZoomに映像を送れる。YouTubeライブ配信から企業のオンラインプレゼンまで幅広く使われている。
ATEM Mini Pro ISO は、4つの入力すべてをISO(個別)収録しながらスイッチングするモデルで、編集時に任意のカットを差し替えられる。収録データはDaVinci Resolveで直接開き、スイッチングの切替点を編集できる連携機能を持つ。
ATEM Mini Extreme ISO は8系統入力対応の上位モデル。ATEM Production Switcher シリーズはさらに大規模な放送・イベント向けで、40系統以上の入力に対応するものもある。
ATEM Miniシリーズが爆発的に普及したきっかけは、2020年のCOVID-19パンデミックだった。世界中の学校が突然オンライン授業への移行を迫られた中で、ATEM Miniは「手頃な価格で、映像の専門知識がなくても扱えるライブスイッチャー」として教育現場に急速に浸透した。
日本では、職業能力開発総合大学校(PTU)がコロナ禍を受けてATEM Miniをいち早く導入し、全国62か所の職業訓練施設にオンライン授業の手法を展開した。PTUはその後、Blackmagic Designのカメラ群やDaVinci Resolve Studioも授業に取り入れ、映像制作教育そのものをカリキュラムに組み込んでいる(出典:Blackmagic Design プレスリリース、2022年6月)。
米国では、ルイジアナ州のChrist Episcopal SchoolのテクノロジーディレクターBob Kriegerが、学校閉鎖の告知からわずか4日間でATEM MiniとGoogle Meetを組み合わせたオンライン授業環境を構築し、幼稚園から高校までの全学年をオンラインに移行させた。「先生たちには涙を流す人もいた。『どうすればいいの?』と。でも紙と鉛筆のやり方ではダメだと伝えた」とKriegerは当時を振り返る(出典:Stream Semester、2020年3月)。
また、ボストンのBoston Higashi School(日本発祥の自閉スペクトラム症の子どもたちのための学校)では、教師の阿部浩氏がATEM Mini Proを導入し、パンデミック中に100回以上のライブ授業を配信した。「自閉スペクトラム症の生徒にとって、リモート学習は不可能だと思われていた。しかし2020年4月にライブ配信を始めて以来、非常にうまくいっている」と阿部氏は語る。ピクチャー・イン・ピクチャー機能により、デモンストレーションを見ながら教師の顔も同時に確認できることが、生徒の自己調整に大きく役立ったという(出典:Stream Semester、2020年11月)。
これらの事例が示すのは、ATEM Miniが単なるプロ向けの映像機材ではなく、教育のインフラとして機能し始めたということだ。実売約5万円という価格と、直感的なフロントパネル操作による低い学習コストが、映像のプロではない教育者たちにも門戸を開いた。前述のChulalongkorn大学の事例と合わせて、ATEM MiniはDaVinci Resolveと並ぶBlackmagic Designの「教育エコシステム」の柱となっている。
編集・グレーディング・VFX・音響——DaVinci Resolve
DaVinci ResolveはBlackmagic Designのエコシステムにおいて、「すべてが収束する中心」として機能する。
編集(Cut・Editページ)、カラーグレーディング(Colorページ)、VFX合成(Fusionページ)、音響編集(Fairlightページ)、メディア管理(Mediaページ)を単一アプリケーションに統合する設計は、各工程の専門ソフトウェアを使い分けてきた従来のワークフローを根本から変える。
AIについて、ペティはDaVinci ResolveのNeural Engineという名でAI機能を数年前から実装してきたと語る。「Resolveにはさまざまな場所にAIが使われている。画像内のオブジェクト分離、深度マップの生成、カラーページでの光源設定、音声テキスト変換。AIはクリエイティブをサポートすべきものであり、予期しない方向への創造性を引き出すツールだ」(出典:No Film School、NAB 2023インタビュー)。
エコシステムの「接着剤」:Blackmagic Cloud・HyperDeck・Converter
Blackmagic Designのエコシステムが単なる「製品の集合体」ではなく「有機的に繋がった設計」として機能する理由は、その「接着剤」となる製品群にある。
Blackmagic Cloud は、DaVinci Resolveのプロジェクトファイルをクラウドサーバー上で共有し、複数のユーザーが同時にプロジェクトにアクセスできるコラボレーション環境だ。撮影したBRAWファイルをBlackmagic Cloud Storeに保存し、世界中の編集者・カラリストが同じプロジェクトを開いて分業できる。Cloud Pod は既存のNASストレージをBlackmagic Cloudに接続するための小型デバイスだ。
HyperDeck Studio シリーズは、放送用デッキレコーダーだ。SDIもしくはHDMI経由の映像を最大2160p60でSSDに記録・再生できる。ATEMスイッチャーと組み合わせてライブイベントのフルタイム収録に使われるほか、放送局での送出デッキとしても活用される。
Converterシリーズ(Mini ConverterやTeranex)は、SDI・HDMI・アナログ間の信号変換を行うデバイス群だ。異なる規格の機材が混在する制作現場での「翻訳者」として機能し、Blackmagicエコシステムを外部機材とも接続可能にする。
これらの製品が揃うと、撮影(BMPCC)→モニタリング・収録(Video Assist)→ライブスイッチング(ATEM)→デッキ収録(HyperDeck)→クラウド共有(Blackmagic Cloud)→編集・グレーディング(DaVinci Resolve)という一連のワークフローが、すべてBlackmagic製品の中で完結する。製品間の「翻訳」が発生しないため、メタデータが途切れず、カラースペースが統一され、ファイル変換の手間がかからない。
DaVinci Resolveが映像制作者の教育インフラになった理由
Blackmagic Designの垂直統合戦略において、最も鮮やかに機能しているのが「教育」という軸だ。
DaVinci Resolveが無償で使えることにより、世界中の映像系専門学校・大学がカリキュラムにResolveを採用している。たとえば米国の名門映画学校Ringling College of Art and Designはキャンパス内の19スタジオすべてでDaVinci Resolve Studioを編集・カラーグレーディングに使用しており(出典:Blackmagic Design プレスリリース、2024年10月)、中国の西安交通リバプール大学(Xi’an Jiaotong-Liverpool University)には学内にDaVinci Resolve Training Centreが設置され、初心者から経験者向けまで複数のコースが開講されている。Blackmagic Designは「Certified Training Partner」プログラムを通じて戦略的に教育機関と提携を進めており、その広がりはアジア・北米・欧州に及ぶ(出典:Blackmagic Design Training ページ)。
学生たちはResolveを学ぶことで、自然とBlackmagicのカラーサイエンス(Blackmagic Wide Gamut、Blackmagic Design Film Gen 5)やBRAWフォーマットの概念を身につける。学校を卒業してプロになっても、使い慣れたResolveを継続して使うケースが多く、結果としてBlackmagicの製品群への親和性が高まる。
この「教育インフラ→プロ入門→機材購入」というファネルは、単に製品を安く売るよりも強力な市場浸透を実現している。Appleがかつて教育機関へのMac普及で産業全体のエコシステムを作ったように、Blackmagic DesignはDaVinci Resolveというソフトウェアを通じて次世代の映像クリエイターを育て、同時に自社の未来顧客を獲得し続けている。
Blackmagic Designの公式サイトには「私たちの哲学はリフレッシングでシンプルだ——真のクリエイティビティを花開かせること」と記されている(出典:Blackmagic Design公式サイト)。ペティはこの哲学を、安易に「入門者向け」を作ることの拒否として実践する。予算が少ないからといって低品質のツールを甘受する必要はない——DaVinci Resolveの無償版がプロ版とほぼ同じ機能を持つ設計思想は、まさにここに根拠を持つ。
垂直統合の「光」と「影」:エコシステムの強みとトレードオフ
Blackmagic Designのエコシステムが提供する価値は大きい。しかし、その光の裏に影もある。フェアに評価するために、両面を見ておこう。
光:一度入れば「翻訳不要」の世界
BRAWで撮影してDaVinci Resolveで開くと、ISOやホワイトバランス、レンズ情報が自動認識され、すぐにグレーディングを始められる。ATEMで収録したマルチカム素材は、DaVinci Resolveのタイムラインにそのまま配置できる。製品間に「境界」がなく、メタデータが途切れない——この流麗さは、異なるメーカーの製品を組み合わせるワークフローでは決して味わえないものだ。
コストも圧倒的だ。Video Assist 5インチ 12G HDRは$685(実売7〜8万円前後)で、ATOMOSの同等スペック製品より2〜3割安い。カメラ・スイッチャー・レコーダー・編集ソフトをすべてBlackmagicで揃えると、競合他社の組み合わせより総コストが大幅に下がるケースが多い。
光の拡張:BRAWが「門」を開いた——他社カメラユーザーへの吸引力
2025年後半、Blackmagic DesignはVideo Assistシリーズのファームウェアを相次いでアップデートし、HDMI経由でのBRAW記録を多数の他社カメラに正式対応させた。Blackmagic Design公式サイトには現在、「Video AssistはLeica、Panasonic、Fujifilm、Nikon、Canon、Sigma、SonyのカメラからのブラックマジックRAW記録に対応」と明記されている(出典:Blackmagic Design公式サイト、Video Assistプロダクトページ)。
2026年2月時点で、HDMI経由でVideo Assist 12G HDRへのBRAW記録が確認されている主なカメラは以下の通りだ。
| メーカー | 主な対応モデル |
|---|---|
| Sony | FX3、FX3A、FX30(2025年10月対応)、FX6、FX9(2025年末対応) |
| Fujifilm | GFX100、GFX100S、GFX100 II、GFX100S II、X-H2、X-H2S、X-S20、X-T5、X-T50、X-M5 |
| Nikon | Z6 II、Z7 II |
| Panasonic | S5IIX、S1 II、S1R II |
| Canon | EOS C300 Mark II |
| Leica | SL3-S(2025年11月のv3.22で追加) |
| Sigma | fp |
(出典:CineD 2025年11月、Newsshooter 2025年9月、PetaPixel 2025年10月、Blackmagic Design公式サイト)
この変化の意味は決定的に大きい。
たとえばSony FX3を使う映像制作者がいるとしよう。これまでBRAWを使いたければBlackmagicのカメラに乗り換えるしかなかった。しかし今は、Video Assist 7インチ 12G HDR($915)を1台買い足すだけで、いま手元にあるFX3からBRAWを記録できる。記録したBRAWファイルはDaVinci Resolveでシームレスに開ける。ISOやホワイトバランスを後から非破壊で調整できる。
Fujifilm X-H2やX-T5のユーザーも同じだ。Panasonic S5IIXのユーザーも、Nikon Z6 IIのユーザーも。HDMI出力しか持たないミラーレス一眼でも、Video Assistを通じてBRAWの世界に入れるようになった。
これはBlackmagic Designの垂直統合戦略における「静かな革命」だ。BRAWというコーデックを「自社カメラ専用」から解放し、他社カメラのユーザーをBlackmagicエコシステムに吸引する入口として機能させている。第3回で見たATOMOSの「カメラに依存しないオープン接続」とは異なる方法で、同じ「どんなカメラとも繋がる」という価値を実現し始めているのだ。
影:「引力圏」に入った先にあるもの
しかし、BRAWの門が開かれたからといって、Blackmagic Designの垂直統合に影がなくなったわけではない。むしろ、門が開かれたことで見えにくくなった依存関係がある。
①「BRAWを使う=Blackmagicハードウェアが必要」は変わらない
BRAWをVideo Assistで記録するには、当然ながらVideo Assist 12G HDRの購入が必要だ。つまり、「BRAWが使える自由」はBlackmagicのハードウェアへの投資と引き換えに得られるものだ。ATOMOSが自社製品でProRes RAWを記録し、その素材をFinal Cut Pro・Premiere Pro・DaVinci Resolveのいずれでも開けるのとは対照的に、BRAWの最も快適な編集環境は事実上DaVinci Resolveに限定される。BRAWのSDKは無償公開されており、Adobe Premiere ProやAssimilate SCRATCHなどでも読み込みは可能だが、メタデータの完全な活用やグレーディングの柔軟性においてDaVinci Resolveが最適化されている現実は変わらない。
つまり、BRAWに惹かれてVideo Assistを購入したユーザーは、自然とDaVinci Resolveの世界に引き込まれていく。そしてDaVinci Resolveに慣れると、ATEM MiniやBlackmagic Cloudとの連携が魅力的に見えてくる——この「引力圏」に入った先の連鎖が、Blackmagic Designの垂直統合戦略の本質だ。
②対応カメラはまだ「選ばれた機種」に限られる
2026年2月時点で、Video AssistへのHDMI経由BRAW記録に対応するカメラは確実に増えている。しかし、すべてのミラーレスカメラが対応しているわけではない。Canon EOS R5 IIやSony α7 IVのようなスチル寄りのハイブリッドミラーレスは、2026年2月時点ではBRAW対応リストに含まれていない。対応はカメラメーカーとBlackmagic Design双方の技術協力が必要であり、すべてのカメラに一律に広がるものではない。
③ DaVinci Resolveの学習コストは依然として高い
プロ向けの多機能なUIは、初心者にとっては圧倒的に複雑に見える。ATOMOSのNinjaがスマートフォンライクなタッチUIで直感的に使えるのとは対照的に、Resolveをマスターするには時間と意欲が必要だ。無償で手に入るという敷居の低さと、使いこなすまでの学習コストの高さ——この落差が、Blackmagicエコシステムへの「入口は広いが、中は奥深い」という独特の体験を生んでいる。
④ エコシステムが深すぎて、部分的な採用がしにくい
「DaVinci Resolveだけ使いたい」「Video Assistだけ使いたい」という部分的な採用は可能だし、それだけでも十分な価値がある。しかし、Blackmagic Designの製品群は「すべて揃えたときに最も輝く」よう設計されている。BRAW → Resolve → Cloud → ATEM という連鎖の中で、一部だけを他社製品に置き換えると、メタデータの連携やカラースペースの統一性が損なわれる場面がある。この「全部揃えないと100%の恩恵が得られない」という構造は、エコシステムの強みであると同時に、ユーザーにとってはロックインのリスクでもある。
ATOMOSとBlackmagic Design:「自由」の対照的な形
第3回で描いたATOMOSの姿勢を振り返ろう。ジェロミー・ヤングは「すべてのメーカーに同じ情報を渡し、それをどう使うかはそれぞれの判断に委ねる」と語った。ATOMOSは「カメラとソフトの間に座り、橋を架ける」 ことで価値を作る。ProRes RAWというオープンなフォーマットをハブに、どのカメラでも・どの編集ソフトでも使えるワークフローを提供する。
一方、Blackmagic Designは「エコシステムの引力で、ユーザーを自然に深部へ導く」 ことで価値を作る。DaVinci Resolveを無償で提供し、BRAWを他社カメラにも開放し、入口は最大限に広くする。しかしその先には、BMD製品同士が生み出す「翻訳不要の流麗さ」という、代替の効かない体験が待っている。
ATOMOSが提供する自由は「どこへでも繋がれる自由」。Blackmagic Designが提供する自由は「繋がることを忘れていいほど深く統合された自由」。どちらも「自由」を目指しているが、その設計思想はまったく異なる。
「われわれは5年前にターンアラウンド(事業転換)を行い、会社を見直した。『今の方向には面白い未来がない、ポジションを変えてすべてを刷新しよう』と言ったのだ」とペティはSmartCompanyのインタビューで振り返る。「学んだ教訓は、すべてを一度に刷新しないこと。事業の一部を刷新しながら、他の部分は成熟させる。非同期のターンアラウンドプランが必要なのだ」(出典:SmartCompany、2021年3月)。BRAWの他社カメラへの開放も、ProRes RAWのResolveへの統合も、この「非同期の刷新」の一部だと見ることができる。
Blackmagic Designを選ぶべき人:5つの判断軸
ATOMOSと同様に、Blackmagic Designが自分に合っているかを問う5つの問いを挙げておく。
1. 今から映像制作環境をゼロから構築するか? DaVinci Resolve(無償)から始め、BMPCC 4K($1,295)で撮影を始め、ステップアップとしてPYXIS 6K($3,295)やPYXIS 12K($5,495)へ進む道筋は、コスト効率と品質のバランスで他の組み合わせを凌駕する。
2. カラーグレーディングを映像表現の核心に置いているか? BRAWとDaVinci Resolveの組み合わせが提供するグレーディング環境は、この価格帯では他に代替が見当たらない。
3. 他社のミラーレスカメラを使いながらBRAWを試したいか? Sony FX3、Fujifilm X-H2S、Nikon Z6 II、Panasonic S5IIXなどを持っているなら、Video Assist 12G HDR($685〜$915)を追加するだけでBRAWの世界に入れる。いまのカメラを手放す必要はない。
4. ライブスイッチングと映像制作を頻繁に組み合わせるか? ATEM Mini Extreme ISOとDaVinci Resolveの連携は、この組み合わせのためだけでも揃える価値がある。
5. 機材の「一貫性」と「シンプルさ」を最優先したいか? 「なるべく少ないメーカー・少ないフォーマットで完結したい」という人には、Blackmagicのエコシステムは最も合理的な答えだ。ただし、その一貫性はエコシステムへの深い依存と表裏一体であることも、正直に認識しておきたい。
まとめ:「引力圏」としてのBlackmagic Design
「最高品質のビデオをすべての人に手頃な価格で提供すること——それにより、ポストプロダクションとテレビ業界が真にクリエイティブな業界になれる」——グラント・ペティはBlackmagic Designのすべての製品にこの信念を刻み続けている(出典:Blackmagic Design公式サイト / Y.M.Cinema)。
2026年のBlackmagic Designは、もはや「城塞」ではない。DaVinci Resolveの無償公開、BMCCに始まるカメラ事業への参入、BRAWの他社カメラへの開放、ProRes RAWへの対応——一つひとつの動きが、エコシステムの「壁」を低くし、「門」を広くしてきた。
しかしその門を入った先には、BMD製品同士が生み出す「翻訳不要の流麗さ」という、他では得られない体験がある。入口は限りなくオープンに、しかし内部は限りなく深く統合されている——それが2026年のBlackmagic Designの姿であり、「引力圏」としての垂直統合という新しいモデルだ。
ATOMOSが「自由に繋がれる」という価値を提供するとすれば、Blackmagic Designは「繋がることを忘れていいほど深く統合された」という価値を提供する。
どちらが正解かは、あなたがどんな映像制作者でありたいかによって決まる。しかしひとつだけ確かなことがある。どちらも10年前には考えられなかった品質の映像制作環境を、個人でも手の届く価格で提供している。その恩恵は、映像を撮るすべての人が受けている。
次回は、外部RAW収録が「技術的には可能でも普及しなかった」理由と、今この瞬間に大多数のビデオグラファーが実際に選んでいるコーデックの現実を解剖する。
次回予告:【第5回】ProRes RAW・BRAW・内部収録——RAW収録は本当に必要か? 現場のコーデック選択を解剖する
MONITOR & RECORDER THE COMPLETE SERIES は全7回の連載記事です。
MONITOR & RECORDER THE COMPLETE SERIES
- 第1回:外部モニター・レコーダーとは何か? あなたの映像が劇的に変わる理由
- 第2回:テープから8K RAWまで——外部映像収録70年の歴史
- 第3回:ATOMOSのすべて——製品ラインナップ、思想、そして「オープン接続」という戦略
- 第4回:Blackmagic Designのすべて——「映像制作の民主化」を垂直統合で実現する稀有な企業
- 第5回:ProRes RAW・BRAW・内部収録——RAW収録は本当に必要か? 現場のコーデック選択を解剖する
- 第6回:あなたのワークフローに最適な機材はどちらか——ATOMOS vs Blackmagic Design、現場別徹底比較
- 第7回:映像制作の未来はどこへ向かうのか——AI・クラウド・8Kが変えるモニター・レコーダーの役割
この記事で登場した主な製品・キーワード
グラント・ペティ、DeckLink、Blackmagic Cinema Camera(BMCC)、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K(BMPCC 4K)、DaVinci Resolve(無償版・Studio)、DaVinci Resolve 20.2、ProRes RAW、Neural Engine、PYXIS 6K・12K、Pocket Cinema Camera(BMPCC 6K・4K)、URSA Mini Pro 12K、Studio Camera、Video Assist 5インチ/7インチ 12G HDR、ATEM Mini・Pro・Extreme ISO、HyperDeck Studio、Blackmagic Cloud・Cloud Pod、Converter、BRAW(Blackmagic RAW)、Blackmagic Wide Gamut、Fairlight、Fusion
参考・典拠一覧
本記事で引用・参照したグラント・ペティ(Grant Petty、Blackmagic Design創業者・CEO)の発言、および製品情報の主な出典は以下の通りである。
- British Cinematographer — Kevin Hilton
「Grant Petty – Blackmagic Design」
https://britishcinematographer.co.uk/grant-petty-blackmagic-design/
→「消費者として騙されている」「すべてが独自仕様」「10bit SDI」「クリエイティブに自由」「ベンチャーキャピタル不使用」「Resolveビジネスモデルを空中に放り投げて作った」 - Forbes — Matt Schifrin(2022年4月11日)
「How An Aussie From The Housing Projects Became A Billionaire Making Gear For Next-Gen Spielbergs」
https://www.forbes.com/sites/schifrin/2022/04/11/how-an-aussie-from-the-housing-projects-became-a-billionaire-making-gear-for-next-gen-spielbergs/
→ 公営住宅での生い立ち、「深夜2時までコード」、売上・利益データ - No Film School — Yaroslav Altunin(2023年4月28日)
「The Philosophy of Grant Petty and the Future of Blackmagic Design」
https://nofilmschool.com/philosophy-grant-petty-and-future-blackmagic-design
→ AI/Neural Engine、12Kセンサーの対称カラーパターン、マルチレゾリューション - SmartCompany — Paul Brescia(2021年3月29日)
「Grant Petty, Blackmagic Design Interview」
https://www.smartcompany.com.au/people-human-resources/grant-petty-blackmagic-design-interview/
→「5年前のターンアラウンド」、非同期刷新計画 - CineD — Olaf von Voss(2022年4月13日)
「The Story of Blackmagic Design – How Grant Petty Changed the Industry」
https://www.cined.com/the-story-of-blackmagic-design-how-grant-petty-changed-the-industry/
→「階級制度がTV業界にも」「提供しているのは自由」、SQLコード、売上利益データ - CineD — Johnnie Behiri(2017年12月7日)
「Interview with Grant Petty, Blackmagic Design’s Founder」
https://www.cined.com/interview-with-grant-petty-blackmagic-designs-founder-the-man-who-wants-to-change-the-tv-industry/ - Blackmagic Design公式サイト — Company
https://www.blackmagicdesign.com/company
→ 企業哲学「最高品質のビデオをすべての人に手頃な価格で」 - Y.M.Cinema(2022年4月17日)
「Blackmagic Design – 1,500 Employees, $576 Million Revenue, and One Ambitious Founder」
https://ymcinema.com/2022/04/17/blackmagic-design-1500-employees-576-million-revenue-and-one-ambitious-founder/ - Australian Financial Review(2021年4月)
「From housing commission kid to showbiz technology star」
https://www.afr.com/rich-list/from-housing-commission-kid-to-showbiz-technology-star-20210405-p57gnt
→ シェパートン郊外の出自 - news.com.au — Angie Raphael(2022年7月20日)
「How a public housing child became the leader of his own business empire」
https://www.news.com.au/finance/business/media/how-a-public-housing-child-became-the-leader-of-his-own-business-empire/news-story/afe4558311e45bce37fb52fdb06b392f - CXOTalk — Grant Petty Bio
https://www.cxotalk.com/bio/grant-petty-ceo-founder-blackmagic-design - TV Technology — Grant Petty
https://www.tvtechnology.com/features/grant-petty - The Interview(YouTube) — LK Group(2025年5月20日)
https://www.youtube.com/watch?v=ZTJFXSNl6YE - Forbes(YouTube)(2022年6月27日)
https://www.youtube.com/watch?v=8TPBswDve3o - CineD — Alexandra Thompson(2025年9月16日)
「Blackmagic Design Brings ProRes RAW to DaVinci Resolve and Pocket 4K, Extends BRAW to Sony FX Line」
https://www.cined.com/blackmagic-design-brings-prores-raw-to-davinci-resolve-and-pocket-4k-extends-braw-to-sony-fx-line/
→ IBC 2025でのProRes RAW対応、Sony FXシリーズへのBRAW拡張 - CineD — Johnnie Behiri(2025年11月5日)
「Blackmagic Video Assist 3.22 Update Released – Adds Sony FX3, FX30, And Leica SL3-S Blackmagic RAW Support」
https://www.cined.com/blackmagic-video-assist-3-22-update-released-adds-sony-fx3-fx30-and-leica-sl3-s-blackmagic-raw-support/
→ Video Assist v3.22でのSony FX3/FX30、Leica SL3-S BRAW対応 - Newsshooter — Matthew Allard ACS(2025年9月12日)
「Blackmagic Design BRAW recording with the Sony FX3/FX3A, FX30, FX6 & FX9」
https://www.newsshooter.com/2025/09/12/blackmagic-design-braw-recording-with-the-sony-fx3-fx3a-fx30-fx6-fx9/
→ Sony FXシリーズへのBRAW対応ファームウェア計画 - PetaPixel — Jeremy Gray(2025年10月6日)
「Blackmagic RAW, ‘World’s Fastest RAW Format,’ Arrives Soon On Select Sony Cameras」
https://petapixel.com/2025/10/06/blackmagic-raw-worlds-fastest-raw-format-arrives-soon-on-select-sony-cameras/
→ BRAW対応カメラ一覧、Blackmagic Designのコメント - Blackmagic Design公式サイト — Video Assistプロダクトページ
https://www.blackmagicdesign.com/products/blackmagicvideoassist
→ 「Leica、Panasonic、Fujifilm、Nikon、Canon、Sigma、SonyカメラからのBRAW記録に対応」 - ProVideo Coalition — Damien Demolder(2024年2月29日)
「Atomos plans for camera-to-cloud, LED lighting and why he came back — an exclusive interview with returning CEO Jeromy Young」
https://www.provideocoalition.com/atomos-plans-for-camera-to-cloud-led-lighting-and-why-he-came-back-an-exclusive-interview-with-returning-ceo-jeromy-young/
→ ヤングによるペティ評「天才だが、自社だけで仕事をしたがる」
教育機関関連の出典: - Blackmagic Design プレスリリース(2024年10月22日)
「DaVinci Resolve Studio Integral to Ringling College of Art and Design’s Post Program」
bf978666-adb9-4e7c-9c6c-54b89454610c
→ Ringling College of Art and Designの19スタジオでDaVinci Resolve Studioを使用 - Blackmagic Design公式サイト — Training
https://www.blackmagicdesign.com/products/davinciresolve/training
→ Certified Training Partnerプログラム、教育機関との提携
ATEM Mini 教育現場活用の出典: - Blackmagic Design プレスリリース(2022年6月10日)
「62 of Japan’s Vocational Training Facilities Go Online Using ATEM Mini and DaVinci Resolve Studio」
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→ 職業能力開発総合大学校(PTU)が全国62施設にATEM Miniを導入、コロナ禍でのオンライン授業展開 - Stream Semester(2020年3月30日)
「School Tech Director Shares How His School is Posting Lessons Online」
https://www.streamsemester.com/articles/online-lessons-google-meet-atem-mini
→ Christ Episcopal School(ルイジアナ州)がATEM Mini+Google Meetで4日間でオンライン授業を構築 - Stream Semester(2020年11月10日)
「Boston Higashi School Uses ATEM Mini Pro to Live Stream Lessons」
https://www.streamsemester.com/articles/boston-higashi-school-atem-mini-pro-remote-learning
→ Boston Higashi School(日本発祥・自閉スペクトラム症教育)がATEM Mini Proで100回以上のライブ授業を配信
カメラ事業関連の出典: - 玄光社 SHUFFLE — 石川幸宏(DVJ BUZZ TV)(2013年11月19日)
「BMCCはこうして生まれた! Blackmagic Design CEO Grant Petty(グラント・ペティ)独占インタビュー」
https://shuffle.genkosha.com/special/blackmagic/camera/8516.html
→ BMCC開発動機「カラーコレクションに最適な映像が撮れるカメラがなかった」、ペティ独占インタビュー、DaVinci Resolveとの完璧なワークフロー


