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出展社数と入場者数の推移——数字で見るCP+の成長 | CP+とは何か(5)

産業分析
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CP+とは何か(5)

※Adobe Firefly 及び Google Geminiを用いて生成したイメージ画像です。

ご案内:この記事は国外向け記事の日本語版です。そのため外国の方に向けた内容となっています。

数字は嘘をつかない。CP+の成長ぶりを最も雄弁に物語るのは、出展社数と入場者数の推移である。 2023年のハイブリッド復帰以降、CP+は毎年過去最大を更新し続けている。本章では、公式レポートの数字をもとに、CP+の成長を定量的に分析する。

出展社数の推移

コロナ前

CP+は2010年の第1回から着実に出展社数を増やし、2019年には89社に達した。これがコロナ前の最高水準である。

コロナ禍と復帰後の急成長

出展社数前年比備考
201989コロナ前の最高水準
2020中止
2021オンラインのみ
2022オンラインのみ
202347会場復帰(うちオンラインのみ3社)
202488+87%2019年水準に回復
2025125+42%過去最大(新規29社、海外26社)
2026149+19%過去最大を更新(新規45社、海外38社)

わずか3年で47社から149社へ——約3.2倍の増加である。2019年の最高水準(89社)と比較しても67%増と、CP+はコロナ前を大幅に上回る規模にまで成長した。

成長の要因

この急成長の背景には、いくつかの構造的な要因がある。

  1. Photokinaの消滅:世界最大の写真見本市だったPhotokinaが2018年を最後に事実上消滅したことで、多くの海外企業がCP+への出展に舵を切った。
  2. 中国メーカーの台頭:GODOX、NEEWER、Viltrox、7Artisans、NiSiなど、中国発の照明・レンズ・フィルターメーカーがこの時期に急成長し、日本市場への本格参入の場としてCP+を選んでいる。
  3. 映像領域の拡大:CP+が扱う範囲がカメラ本体だけでなく、映像制作ツール、照明、ドローン、ストレージ、編集ソフトウェアにまで広がったことで、新たなカテゴリの出展社が増加した。
  4. 新規出展枠の拡大:CIPAは意図的に新規出展を促進しており、2026年には45社が新規出展(全体の30%)を果たしている。

入場者数の推移

会場来場者数

会場来場者数(延べ)ユニーク来場者数前年比
201969,615
202338,18133,928
202449,63944,872+30%
202555,79150,248+12%
202658,924+5.6%

2026年のCP+は58,924人を記録し、前年比約5.6%増でコロナ後の最高値を更新した。ただし、2019年の69,615人にはまだ届いていない。会期4日間を通じて毎日前年同日を上回る来場者数を記録し、特に土曜日(2月28日)には約2万人が来場した。

日別来場者数の傾向

CP+は通常4日間開催される。日別の来場者数には明確なパターンがある。

CP+2025の日別来場者数:

  • 2月27日(木)初日:9,840人(午前はプレス・VIP限定)
  • 2月28日(金):12,516人
  • 3月1日(土):18,771人最多日
  • 3月2日(日)最終日:14,664人(17時閉場)

土曜日が最も来場者が多い日である。 出展社にとっては、土曜日に最も多くの来場者と接することができる。一方、初日(木曜)午前はプレスとVIP向けの時間帯であり、メディア露出やBtoB商談に集中するには最適である。

オンライン参加者数

オンライン参加者数(ユニーク)ページビュー前年比
202397,199
2024336,5612,318,168+247%
2025426,1342,456,998+27%

オンラインの参加者数は会場の約7.6倍にのぼる。物理的に横浜に来られない人にも、CP+のコンテンツは広く届いている。 これは出展社にとって重要な事実である。オンサイトで展示するだけでなく、オンラインコンテンツを充実させることで、日本全国および海外のオーディエンスにもリーチできる。


来場者プロフィール——「一般客が多いのか」

CP+の来場者は、プロフェッショナルだけではない。むしろ一般の写真・映像愛好家が大多数を占める

職業別構成(2025年会場来場者)

職業割合
会社員49.1%
その他16.3%
自営業5.8%
プロフォトグラファー5.7%
メーカー5.3%
キッズパス(18歳以下+保護者)4.4%
学生(一般)3.4%
デザイン・印刷3.1%
流通・貿易・小売2.8%
プロビデオグラファー2.0%
写真スタジオ1.2%

約半数が「会社員」——つまり、写真は本業ではないが趣味として楽しんでいる人たちである。プロフォトグラファーとプロビデオグラファーを合わせても約7.7%にとどまる。

これはCP+がBtoCの性格が強い展示会であることを意味している。出展社は、エンドユーザー(最終消費者)に直接製品をアピールする場として活用できる。

写真レベル別構成

  • 趣味として写真を撮る人:64.0%
  • 写真を撮るが趣味ではない人:14.5%
  • プロフォトグラファー:6.6%
  • プロ志望:4.8%
  • 写真関連の職業(プロ以外):4.5%
  • ほとんど写真を撮らない:4.1%

来場者の自己評価では、中級者(Intermediate)が43.4%と最多。初心者(Beginner)36.3%、上級者(Advanced)7.0%と続く。

つまり、CP+の主要来場者は「趣味で写真を楽しむ中級〜初心者の会社員」である。カメラアクセサリーメーカーにとっては、これは非常に魅力的なターゲット層だ。写真に情熱を持ち、良い機材にはお金を出す用意がある——そんな人たちが数万人規模で集まるのがCP+なのである。

性別・年齢構成

性別:男性78.2%、女性19.7%(2025年実績)。女性比率は前年比2.3ポイント増加しており、女性来場者は26%増加した。CIPAはワークショップやカメラ女子向けイベントを強化しており、女性の取り込みに成功しつつある。

年齢:50代が22.6%で最多、40代19.1%、30代17.6%、60代14.0%、19〜29歳14.7%と続く。39歳以下の割合は前年比2.2ポイント増加しており、若年層の来場も増えている。

地域別構成(会場来場者)

  • 神奈川県:38.4%
  • 東京都:33.9%
  • 関東その他:16.6%
  • 中部:4.9%
  • 近畿:2.5%
  • 海外:0.8%

会場来場者のうち海外からは約0.8%にとどまるが、オンライン参加者では海外が3.0%と、よりグローバルな参加が見られる。

来場後の行動

CP+来場後に来場者が行うことのトップ3は:

  1. メーカーサイトで情報収集(37.4%)
  2. ウェブで情報収集(34.5%)
  3. 製品を購入(36.8%)

36.8%の来場者がCP+訪問後に製品購入を予定している。 出展社にとって、CP+は単なる情報発信の場ではなく、直接的に売上につながるイベントでもあるのだ。

来場者の満足度

2025年の会場来場者のうち、98%が「満足」(Highly satisfied 46.3% + Satisfied 51.6%)と回答。93%が「来年も来たい」と回答している。


まとめ

CP+は出展社数・来場者数ともに右肩上がりの成長を続けている。そのオーディエンスは、写真を趣味とする一般消費者が中心であり、BtoC的なアプローチが最も効果的である。来場者の満足度は極めて高く、約37%が来場後に製品購入を予定している。

海外の企業にとって、CP+は日本のカメラユーザーにダイレクトにリーチできる、現存する唯一の大規模な国際展示会である。


CP+(シーピープラス)とは何か——日本国外のカメラ・映像関連企業が知るべきこと

  1. CP+とは何か——世界最大級のカメラ・映像機器展示会
  2. CP+の歴史——2010年の誕生から世界唯一の写真展示会へ
  3. 会場・パシフィコ横浜と空港からのアクセスガイド
  4. 横浜みなとみらいの治安と宿泊施設ガイド
  5. 出展社数と入場者数の推移——数字で見るCP+の成長
  6. 出展社の傾向——取り扱いジャンルと出展国の変化
  7. 日本市場で受け入れられる企業の特徴、言語対応、そして出展のメリット

典拠

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