大三元レンズは本当に必要か【前編】マウント別・総額シミュレーション

「プロを目指すなら、まずは大三元を揃えなさい」。写真で生計を立てようと考えたとき、多くの人が一度は耳にする言葉です。大三元をひととおり揃えれば、たしかにほとんどの撮影に対応できます。では、実際に揃えるといくらかかるのでしょうか。本稿(前編)では、まず大三元が「必要」といわれる理由を一般論として整理し、そのうえで各社の現行スタンダード機2台と大三元を揃えた場合の総額と重量を、マウント別に試算します。

本記事は前編・中編・後編の3部構成です。前編では「大三元を揃えるのにいくらかかるのか」を、中編では「ボディとレンズ以外にかかる費用と、大三元にこだわらない現実的な代替案」を、後編では「『いつかは大三元』と憧れるアマチュアの方に向けて、大三元が必要なシーン・代替できるシーン・別の選択肢が向くシーン」を扱います。

目次

大三元とは何か

大三元とは、広角・標準・望遠の3本を、いずれも開放F2.8で揃えたズームレンズ群を指す通称です。麻雀の役満「大三元」になぞらえた呼び名で、一般的には16-35mm F2.8、24-70mm F2.8、70-200mm F2.8の3本を指します。この3本があれば、おおよそ16mmから200mmまでの焦点距離を、すべて開放F2.8でカバーできます。プロの現場で「まずこれを揃えなさい」といわれる、いわば機材の基準点です。

なぜ大三元が必要といわれるのか

一般に「必要」といわれる理由を、背景とともに整理しておきます。

1. 明るさによる低照度耐性とシャッタースピードの確保

F2.8はF4に比べて1段分明るく、同じ露出ならシャッタースピードを2倍速くできます。式典の暗い会場や屋内スポーツなど、光量の乏しい環境で被写体ブレを抑えるには、明るいレンズが有利だとされます。

2. 大きなボケによる被写体の分離

大口径による背景ボケは、主題を浮かび上がらせ、挙式の「非日常」感を演出する効果があります。単焦点ほどではないにせよ、F2.8ズームは背景を大きくぼかせるため、絵作りの自由度が高いとされます。

3. ズームの機動力と画質の両立

かつてズームレンズは単焦点に画質で劣るとされてきましたが、現代の大三元は単焦点に迫る描写をもちます。1本で焦点距離をカバーできる機動力を保ちながら高画質を得られる点が、プロに好まれる理由です。

4. AF性能への寄与

明るいレンズはより多くの光をセンサーへ届けるため、位相差AFの検出や低照度でのピント精度に有利だといわれます。

5. 信頼性と業界標準としての安心感

純正の大三元は防塵・防滴性能や堅牢性に優れ、酷使に耐えます。多くのプロが使う定番であるため、業者間でもデータの扱いに慣れており、契約や現場で信頼されやすいという事情もあります。

こうした理由から、F2.8通しのレンズ(大三元)は長らくプロの標準装備とされてきました。フィルム時代から報道やブライダルの現場で選ばれ続けてきた歴史的経緯もあります。では、これらを実際に揃えると、いくらかかるのでしょうか。以下、マウント別に試算します。

「ダブルスロット機 + 純正大三元」マウント別・総額シミュレーション

ここでは業務で使用できるであろうスタンダードなカメラボディ2台と、大三元レンズを揃えた場合の価格および総重量を記載します。

想定する機材(カメラ本体)について

  • 2026年7月現在の現行機種(カタログ掲載品)
  • メモリーカードを2枚挿せるダブルスロット機(対応カードはSD、CFexpress Type A、CFexpress Type Bのいずれか)
  • 外部フラッシュが使用できる機種
  • カメラ本体については、実使用に耐えられる機種ということで旧世代の機種やフルサイズのエントリー機種も含めて選定しています。

※価格はメーカー公式ストアまたは大手家電量販店(ヨドバシカメラ等)の税込直販価格をベースとした2026年現在の概算です(10%ポイント還元等を差し引く前の金額です)。

1. ソニー Eマウント(フルサイズ)

ここ数年でかなり浸透しているミラーレスマウントです。大三元レンズはすべて最新の「II型」にリニューアルされています。

  • ボディ: α7 IV(ILCE-7M4)| 348,000円
  • ボディ: α7 IV(ILCE-7M4)| 348,000円
  • 広角: FE 16-35mm F2.8 GM II(SEL1635GM2)| 358,600円
  • 標準: FE 24-70mm F2.8 GM II(SEL2470GM2)| 319,000円
  • 望遠: FE 70-200mm F2.8 GM OSS II(SEL70200GM2)| 385,000円
  • 【システム総額】:1,758,600円(本体:696,000円 , レンズ:1,062,600円)
  • 【システム総重量】:約 3,603g(658g+658g+547g+695g+1,045g)

ソニーの広角ズームレンズにはFE 12-24mm F2.8 GM(SEL1224GM)という超広角ズームレンズがあります。価格は436,700円です。ニコンが14mm始まり、キヤノンが15mm始まりということもあり、どちらのレンズを採用しようか悩みました。12mmの超広角はほかにない性能で非常に素晴らしいレンズですが、この記事の読者は初心者を想定しているため、使いどころを間違えるとひどい写真を量産しかねない超広角ではなく、軽くて使いやすい通常の広角ズームを採用しています。

2. ニコン Zマウント(フルサイズ)

「Z 5II」という最新のスタンダード機をベースに、最高峰の光学性能を誇る「S-Line」レンズで固めるシステムです。

  • ボディ: Z 5II | 258,500円
  • ボディ: Z 5II | 258,500円
  • 広角: NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S | 347,000円
  • 標準: NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II | 371,800円
  • 望遠: NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II | 443,300円
  • 【システム総額】:1,679,100円(本体:517,000円 , レンズ:1,162,100円)
  • 【システム総重量】:約 3,723g(700g+700g+650g+675g+998g)

3. キヤノン RFマウント(フルサイズ)

AF性能に定評がある「EOS R6 Mark II」と、描写力を極限まで高めた高級「Lレンズ」の組み合わせです。予算としては最も高額になりやすいマウントです。

  • ボディ: EOS R6 Mark II | 319,000円
  • ボディ: EOS R6 Mark II | 319,000円
  • 広角: RF15-35mm F2.8 L IS USM | 363,000円
  • 標準: RF24-70mm F2.8 L IS USM | 363,000円
  • 望遠: RF70-200mm F2.8 L IS USM | 421,300円
  • 【システム総額】:1,785,300円(本体:638,000円 , レンズ:1,147,300円)
  • 【システム総重量】:約 4,150g(670g+670g+840g+900g+1,070g)

4-1. ライカ Lマウント(フルサイズ / パナソニック)

動画機としての信頼性が高い「LUMIX S5II」をベースにしたシステムです。パナソニック純正のF2.8超広角ズームがないため、広角はF4のS PROレンズで代用しています。

  • ボディ: LUMIX S5II(DC-S5M2)| 217,800円
  • ボディ: LUMIX S5II(DC-S5M2)| 217,800円
  • 広角: LUMIX S PRO 16-35mm F4 ※ | 154,440円(※F4レンズで代用)
  • 標準: LUMIX S PRO 24-70mm F2.8 | 218,790円
  • 望遠: LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S. | 270,270円
  • 【システム総額】:1,079,100円(本体:435,600円 , レンズ:643,500円)
  • 【システム総重量】:約 4,485g(740g+740g+500g+935g+1,570g)

4-2. ライカ Lマウント(フルサイズ / シグマ)

シグマのカメラは趣味性が高く、現状、汎用的な業務機としては厳しいところがあります。そのためボディは4-1と同じ「LUMIX S5II」とし、レンズをシグマの大三元で揃えたシステムです。

  • ボディ: LUMIX S5II(DC-S5M2)| 217,800円
  • ボディ: LUMIX S5II(DC-S5M2)| 217,800円
  • 広角: 14-24mm F2.8 DG DN | Art | 153,890円
  • 標準: 24-70mm F2.8 DG DN II | Art | 181,650円
  • 望遠: 70-200mm F2.8 DG DN OS | Sports | 222,010円
  • 【システム総額】:993,150円(本体:435,600円 , レンズ:557,550円)
  • 【システム総重量】:約 4,365g(740g+740g+795g+745g+1,345g)

5. 富士フイルム Xマウント(APS-C)

ダブルスロットと「赤バッジ」と呼ばれる最高峰レンズで固めた本格システムです。

  • ボディ: X-T5 | 273,480円
  • ボディ: X-T5 | 273,480円
  • 広角: XF8-16mmF2.8 R LM WR | 298,000円
  • 標準: XF16-55mmF2.8 R LM WR II | 189,200円
  • 望遠: XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR | 231,100円
  • 【システム総額】:1,265,260円(本体:546,960円 , レンズ:718,300円)
  • 【システム総重量】:約 3,324g(557g+557g+805g+410g+995g)

6. パナソニック マイクロフォーサーズ

軽量さと動画性能を両立したシステムです。こちらも広角のF2.8通しがないため、パナソニック最高峰のLEICA DGシリーズからF2.8-4.0の可変ズームを組み込みます。

  • ボディ: LUMIX G9PROII(DC-G9M2)| 210,870円
  • ボディ: LUMIX G9PROII(DC-G9M2)| 210,870円
  • 広角: LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH. | 115,600円
  • 標準: LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-35mm / F2.8 ASPH. / POWER O.I.S. | 103,950円
  • 望遠: LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm / F2.8 / POWER O.I.S. | 138,600円
  • 【システム総額】:779,890円(本体:421,740円 , レンズ:358,150円)
  • 【システム総重量】:約 2,297g(658g+658g+315g+306g+360g)

7. OMシステム(マイクロフォーサーズ)

過酷なアウトドア環境での信頼性が極めて高いシステムです。M.ZUIKOの「PROレンズ」で揃えることで、非常にコンパクトかつ隙のないF2.8通し環境が完成します。

  • ボディ: OM-1 Mark II | 278,000円
  • ボディ: OM-1 Mark II | 278,000円
  • 広角: M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO | 199,460円
  • 標準: M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II | 104,800円
  • 望遠: M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO | 209,800円
  • 【システム総額】:1,070,060円(本体:556,000円 , レンズ:514,060円)
  • 【システム総重量】:約 2,874g(599g+599g+534g+382g+760g)

一覧表(総額)

マウントセンサーフォーマットボディ2台+大三元レンズシステム重量
パナソニック GシリーズMFTマイクロフォーサーズ779,890円約 2,297g
シグマ(ライカ Lマウント)Lフルサイズ993,150円約 4,365g
OMシステムMFTマイクロフォーサーズ1,070,060円約 2,874g
パナソニック SシリーズLフルサイズ1,079,100円約 4,485g
富士フイルムXAPS-C1,265,260円約 3,324g
ニコンZフルサイズ1,679,100円約 3,723g
ソニーEフルサイズ1,758,600円約 3,603g
キヤノンRFフルサイズ1,785,300円約 4,150g

※2026年7月7日現在、ヨドバシ.com調べ(ポイント還元は考慮に入れていません)
Panasonicはポイント還元0%の製品が多く、それ以外の各社は概ね10%還元です。

ボディ重量

製品名センサーフォーマット価格本体のみバッテリ、カード含む発売年
富士フイルムX-T5APS-C273,480円4765572022
OMシステムOM-1 Mark IIマイクロフォーサーズ278,000円5115992024
ソニーα7 IVフルサイズ348,000円5736582021
パナソニック GシリーズLUMIX G9 PRO IIマイクロフォーサーズ210,870円5756582023
キヤノンEOS R6 Mark IIフルサイズ319,000円5886702022
ニコンZ5IIフルサイズ258,500円6207002025
パナソニック SシリーズLUMIX S5IIフルサイズ217,800円6577402023

※システム総重量は、各社ともバッテリー・カードを含んだ重量で計算しています。

この表からわかること

マイクロフォーサーズとAPS-C、フルサイズでフル装備した際の価格差は、フォーマット自体ではなく、使用するカメラやレンズのメーカー選択に掛かっていることが一目瞭然です。まず、マーケットのシェア(=ブランド力)で劣るパナソニックが圧倒的に安価です。

シグマに関しては、Lマウントについてはサードパーティーという括りではないものの、基本的には互換レンズのメーカーという立ち位置ですので、それが価格に反映されています。

富士フイルムやOMシステムに関しては、キヤノン・ニコン・ソニーと比べるとフォーマットの違いによる価格差があるともいえますが、同じマイクロフォーサーズでもパナソニックとOMシステムでは(レンズ構成が大幅に異なるとはいえ)かなりの価格差がありますし、富士フイルムに関しても、APS-Cだから必ずしもフルサイズより安価になるとは限りません。

ボディ重量はフォーマットとは関係ない

メーカーによって、上位機種(X-T5、G9 PRO II、OM-1 Mark II)、1世代前のスタンダード機(α7IV、R6 Mark II)、入門機(Z5IIやS5II)という違いがあり、発売年も大きく異なりますが、スクール撮影、スタジオでの商品撮影や人物撮影の業務で問題なく利用できる性能のモデルを選択しています。ブライダルでも問題なく撮れると思いますが、ここに挙げたすべてのモデルで業務経験があるわけではないので、あくまで参考程度に留めておいてください。個人的には、ブライダルで使うなら多くの人が利用しているα7IVやEOS R6 Mark IIを選択するのが無難だと思います。特定の式場専属で働くなら先輩方の使っている機材かその後継機という選択肢もありますし、求職した際に面接を担当した方がフォトグラファーであれば、その方に相談するのも良いと思います。筆者はα7IVが価格とオートフォーカス性能でバランスが良いと思いますが、あくまでも私見ですし、撮って出しでのスピーディな納品を求めるスクール撮影の業者さんだと、ソニーの色が好きではないとおっしゃる方が若干多い印象です。

なお、スポーツ撮影に関しては、とくに屋内競技では厳しいモデルもあるかもしれませんが、筆者には経験がないので言及しません。バレーボールやバスケットボールなど屋内競技の撮影をするなら、各社のフラッグシップを検討してください。

レンズ重量

センサーフォーマット広角標準望遠合計標準+望遠
パナソニック Gシリーズマイクロフォーサーズ315g*306g360g981g666g
OMシステムマイクロフォーサーズ534g382g760g1,676g1,142g
富士フイルムAPS-C805g410g995g2,210g1,405g
ソニーフルサイズ547g695g1,045g2,287g1,740g
ニコンフルサイズ650g675g998g2,323g1,673g
キヤノンフルサイズ840g900g1,070g2,810g1,970g
シグマ(ライカ Lマウント)フルサイズ795g745g1,345g2,885g2,090g
パナソニック Sシリーズフルサイズ500g*935g1,570g3,005g2,505g

※パナソニック Gシリーズの広角レンズLEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.とSシリーズの広角レンズLUMIX S PRO 16-35mm F4はF2.8通しではないので、いわゆる大三元レンズではありませんが、ほかに適当なレンズがないためこれらのレンズを採用しています。

重量で考える機材選びとその限界

この表をみると、マイクロフォーサーズのシステムがいかに軽量なのかがよく分かります。スピードライト(クリップオンストロボ)を装着したカメラを2台持ちしてみるとよく分かるのですが、カメラボディ以上にレンズの重量は負担を感じやすいものです。特に望遠ズームは体からの距離ができる分、長時間身につけているだけで負担がありますが、ブライダルやスクールなどのスナップ撮影で使用頻度が高いのは標準ズームと望遠ズームです。撮影スタイルや会場にもよりますが、この2本を装着し、広角レンズはウエストバッグなどに収納するケースは多いと思います。実のところ、筆者がスナップ撮影をする場合は広角ズーム+ややカバー範囲の広いズームが多いですが、これはセオリーからは外れます。

3本を合計した重量をみると、圧倒的に重いのがパナソニックSシリーズです。Lマウントの場合、パナソニックでもシグマでも、他社と比べてかなり安価であるうえに、公式サイトや各種SNS等で見る限りは画質的には何ら問題がありません(当たり前です)ので、オートフォーカスの精度を求めなくてもよい業務(=マニュアルフォーカス前提の撮影や、静物撮影、撮り直しができる撮影など)であれば、多くのクライアントが求めるフルサイズ機というハードルをクリアするLマウントは魅力的だと思います。ただし、AFでの撮影が前提のブライダルやスクールでは、多くの業者がLマウントのカメラに対して不安を覚えるのも事実です。理由は単純で、Lマウントのカメラで撮影されたデータを日常的に扱う業者がほぼないからです。なぜかというと、ベテランのフォトグラファーは他のマウントを使用していますし、新規の人と契約するならAF性能が安心なソニー、キヤノン、ニコンを使う人を優先するからです。ピントが合わないというのは致命的なエラーなので、画質云々ではなく何よりも優先されます。

AF性能とは別に、業務ではマニュアルフォーカスを使う場面もいくらでもあります。歩いている人をマニュアルフォーカスで撮影できる程度には、練習しておくとよいでしょう。

現実的な選択としてのキヤノン、ニコン、ソニー

しかしながら、現実的な話をすると、これからフォトグラファーとして仕事を始める人(=フォトグラファーとしての信用度がゼロの人)を新規契約・雇用または試用するなら、よほど若い方(新卒など)でない限り、ある程度の機材を所持している人が求められます。

ブライダルやスクールの業者(式場がフォトスタジオを運営している等は除く)の立場になって考えてみます。こういった業者は、自社社員が既存顧客(式場や学校など)の撮影を担当するだけではありません。いわゆる代写(=業者と契約した、社員以外のフォトグラファー)を、顧客(学校など)に派遣します。それが、フリーランスのフォトグラファーがスクール撮影に関わる接点になるのですが、基本的には一般的な撮影技術は習得していることが前提となっています(社員ではないので、ほとんどの場合OJTで教育してもらえることはありません)。学校写真独自の様式(撮影の流れや、設定上の注意、どんな写真を納品してほしいかなど)を1回から数回で覚えて、そこから2人ないし1人の現場に入るのが通例です。

業者からすれば、数回分の撮影料を、使える写真があるかどうか分からない状態で支払うというリスクがあります。ですので、新規でフォトグラファーと契約する場合、知り合いからの紹介等でなければ、どうしてもある程度は所持機材から判断せざるを得ません。

これは個人的な意見ですが、低感度で撮影できる状況、たとえばスクール撮影での修学旅行や遠足なら、マイクロフォーサーズのカメラを使用する方が移動時の負担が減って、結果的に枚数を稼げ、クライアント(販売業者)の利益につながるようにも思えます。お互いに信頼関係がある状態なら、機材は何でも良いのです。

ご自身でスタジオを運営する、SNS等から一般の方と直接契約を結ぶ、という状況でなければ、やはりキヤノン、ニコン、ソニーのフルサイズミラーレスを選択するのが無難です。

写真で判断してくれない理由

ポートフォリオはとても重要です。その人がどんな写真を撮るのか、どれくらい経験があるのか、技術力はどうか等が一目瞭然だからです。それでも、現実的にはポートフォリオだけではなく機材まで判断材料になります。おそらく、新人フォトグラファーのポートフォリオはポートレート撮影、スポーツ撮影、音楽のライブ、ダンスや演奏会の舞台撮影等が多いと思いますが、ブライダルやスクールの場合は、一連の流れを押さえることができる平均的に良い写真が撮れるというのが大きな判断基準になります。ポートフォリオでは自身の魅力を伝えることはできますが、無難に仕事ができるのかというところは分かりません。機材選びで無難な選択をしない人(キヤノン、ニコン、ソニー以外を選ぶ人)=指示通りに動いてくれないかもしれない人(しかも、使っている機材について業者には知識や経験が乏しい)という見方をされてしまうので、どうしても選考段階で他の人と比べ不利になるのは仕方のないことだと思います。

シグマ・タムロン、あるいはジェネリック大三元のレンズを検討する

一眼レフの時代はサードパーティー製レンズというと、どうしてもオートフォーカスの信頼性がないという印象があり、大三元レンズ、特にF2.8の望遠ズームは純正を用意したいと思うものでした。しかしミラーレス一眼時代のいま、サードパーティー製レンズだからといって避ける必要はないのかなと感じています。

筆者はTAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(Model A058)というレンズが好きで、イベント系の撮影ではこちらの方が使用頻度が高いです(といいつつも、スポーツ競技の撮影では純正の望遠ズームを使うことが多いので、やはり純正の安心感は侮れません)。

サードパーティー製レンズについて、一眼レフのころはカメラメーカーとレンズメーカーで訴訟を行うような対立状況がありました。国内各社については徐々に歩み寄りが進み、現在、日本メーカーのサードパーティー製レンズについては、ほぼ各マウントのライセンス製品ということで、オートフォーカスやカメラとの通信については純正と遜色ない動作をする製品ばかりです。もちろん、カメラメーカー各社が純正レンズだけで使えるようにした機能もあると思います。しかしながら、ピントを合わせて、シャッターを切ることに関しては、サードパーティー製レンズを安心して使える時代になりました。

また、令和の純正大三元レンズは、従来から見られた、旧モデルを併売するだけではなく、明るさ(F2.8)は維持しつつも焦点距離やレンズ機構、コーティング、レンズ本体の性能、ビルドクオリティを調整した安価なモデルを出しているケースが多いです。例えば、キヤノンの大三元レンズは高級ラインのLレンズだと総額100万円を優に超えます。しかし後述のように広角レンズと標準レンズを非LレンズのF2.8通しにすることで、総額80万円台で揃えることができます。この価格が安価だとは思いませんが、30万円違えばカメラボディ1台分の違いなので、この差は決して小さくありません。

表の見方

下記では、マウントごとに、先に挙げた純正大三元レンズより安価に、ほぼ同等の装備をすることができる組み合わせを掲載しています。高級ラインの純正大三元とくらべると広角ズームの焦点距離が短いなど、まったく同等とはいいませんが、通常業務の撮影で困ることはないと思います。

なお、一部のレンズ構成で、サードパーティー製と純正を混在させているケース、安価なF2.8通しレンズがなく高級ラインの製品を組み合わせて掲載しているケースなどがあります。

1. ソニー Eマウント(フルサイズ)

ソニー(1型)

  • 広角: FE 16-35mm F2.8 GM(SEL1635GM)| 283,800円
  • 標準: FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)| 253,000円
  • 望遠: FE 70-200mm F2.8 GM OSS(SEL70200GM)| 297,000円
  • 【レンズ総額】:833,800円
  • 【レンズ総重量】:約 3,046g(680g+886g+1,480g)

これは安価なバージョンという訳ではなく、併売されている旧モデルで揃えた場合の組み合わせです。旧モデルは最新のレンズと比べると、より収差を光学的に補正しているために大きくて重いという欠点がありますが、実用上はまったく問題ないと思います。それどころか、2026年の今でも(特にSEL70200GMは)最高峰のレンズのひとつだと思います。

シグマ

  • 広角: 14-24mm F2.8 DG DN | Art | 153,890円
  • 標準: 24-70mm F2.8 DG DN II | Art | 181,650円
  • 望遠: 70-200mm F2.8 DG DN OS | Sports | 222,010円
  • 【レンズ総額】:557,550円
  • 【レンズ総重量】:約 2,875g(795g+745g+1,335g)

シグマの大三元レンズです。ソニー純正のF2.8広角ズームは12-24mmと16-35mmとがありますが、14mmはちょうど両者の中間といった焦点距離をもっています。一昔前では考えられなかった野心的な価格設定のレンズです。

シグマ

  • 広角: 16-28mm F2.8 DG DN | Contemporary | 116,050円
  • 標準: 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary | 90,820円
  • 望遠: 70-200mm F2.8 DG DN OS | Sports | 222,010円
  • 【レンズ総額】:428,880円
  • 【レンズ総重量】:約 2,255g(450g+470g+1,335g)

焦点距離を短くし、無理のない設計でよりお手頃価格に仕上げたContemporaryシリーズです。とにかく軽いので、撮影時間が長いときに重宝します。肝心の画質はどうなのか、というところは気になるかと思います。筆者が使ったことがあるのは28-70mm F2.8 DG DNだけですが、確かに純正の標準ズームと比べると価格なりの違いはあるかなと感じます。しかしながら、このレンズはクライアントからお金を頂戴するに値しないレンズなのかというと、まったくそんなことはないと思います。レンズ性能差なんて、撮影技術(シャッターを切るまでのプロセス全般・およびアフターケア)の差に比べれば、どうということはありません。

タムロン

  • 広角: 16-30mm F2.8 Di III VXD G2(Model A064)| 138,600円
  • 標準: 28-75mm F2.8 Di III VXD G2(Model A063)| 129,800円
  • 望遠: 70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2(Model A065)| 159,800円
  • 【レンズ総額】:428,200円
  • 【レンズ総重量】:約 1,835g(440g+540g+855g)

あくまでも人物撮影という観点で考えると、個人的にはシグマよりタムロンの方が「人に寄り添っている感じ」があって好きです。とはいえ、筆者はどちらかというとシグマ製レンズの方が画は好みなので、あくまでも「そんな気がする」くらいの話だと思ってください。

2. ニコン Zマウント(フルサイズ)

ニコン

  • 広角: NIKKOR Z 17-28mm f/2.8 | 165,000円
  • 標準: NIKKOR Z 28-75mm f/2.8 | 126,500円
  • 望遠: NIKKOR Z 70-180mm f/2.8 | 181,500円
  • 【レンズ総額】:473,000円
  • 【レンズ総重量】:約 1,810g(450g+565g+795g)

ニコンといえば、レンズが高い、重い、というイメージだったのですが、このような安価なレンズも出しています。安価なだけでなく軽量なので、純正レンズで揃えたい可搬性を重視したいという方にはぴったりなレンズだと思います。

タムロン

  • 広角: 16-30mm F2.8 Di III VXD G2(A064)| 143,000円
  • 標準: 28-75mm F2.8 Di III VXD G2(A063)| 132,000円
  • 望遠: 70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2(Model A065)| 169,000円
  • 【レンズ総額】:444,000円
  • 【レンズ総重量】:約 1,865g(450g+550g+865g)

実は、上記のNikon製レンズはタムロンのOEMと見られています。タムロンブランドのレンズ群の方が設計が新しく、かつ(標準ズーム以外は)安価なので、どちらを選ぶかは悩ましい選択です。

3. キヤノン RFマウント(フルサイズ)

キヤノン

  • 広角: RF16-28mm F2.8 IS STM | 196,900円
  • 標準: RF28-70mm F2.8 IS STM | 196,900円
  • 望遠: RF70-200mm F2.8 L IS USM | 421,300円
  • 【レンズ総額】:815,100円
  • 【レンズ総重量】:約 2,010g(445g+495g+1,070g)

望遠ズームレンズについてはLレンズしかないので、それを採用しています。キヤノンにはサードパーティー製の大三元レンズがありません。価格差を考えると、どうしてもあと1mmズームで広角が欲しいという場合を除いて、大三元で揃えるならこの組み合わせが現実的かなと思います。

4. ライカ Lマウント(フルサイズ)

シグマ

  • 広角: 16-28mm F2.8 DG DN | Contemporary | 116,050円
  • 標準: 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary | 90,820円
  • 望遠: 70-200mm F2.8 DG DN OS | Sports | 222,010円
  • 【レンズ総額】:428,880円
  • 【レンズ総重量】:約 2,265g(450g+470g+1,345g)

価格は基本的にソニーと同額です。ただし望遠のみLマウント用の重量(1,345g)となるため、合計はソニーEマウント用(望遠1,335g)より若干重くなります。

5. 富士フイルム Xマウント(APS-C)

シグマ

  • 広角: 10-18mm F2.8 DC DN | Contemporary | 98,890円
  • 標準: 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary | 79,200円
  • 望遠: (XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR)| 231,100円
  • 【レンズ総額】:409,190円
  • 【レンズ総重量】:約 1,540g(260g+285g+995g)

シグマ製レンズのラインアップにF2.8の望遠ズームレンズがないため、望遠は純正を採用しています。F2.8 DC DN | ContemporaryシリーズはE、L、X、Z、RFと各社のマウントに対応したAPS-C専用レンズです。

タムロン

  • 広角: 11-20mm F2.8 Di III-A RXD(Model B060)| 102,000円
  • 標準: 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)| 93,500円
  • 望遠: (XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR)| 231,100円
  • 【レンズ総額】:426,600円
  • 【レンズ総重量】:約 1,860g(335g+530g+995g)

※2026年7月7日現在、ヨドバシ.comで調査。金額は概算です。

附録:総額・重量早見表

附録として、主要なカメラボディ2台+大三元の価格・重量をまとめました。価格は2026年7月7日のヨドバシ.comの価格を掲載しています(カメラ・レンズの価格は頻繁に変動するため、あくまでも参考程度に考えてください)。これからフォトグラファーになる、あるいはマウント変更を考えているという方の参考になれば幸いです。

  • カメラボディ2台と大三元レンズの価格や総重量がわかります
  • シグマ・タムロン製の大三元レンズなら、フルサイズでも100万円を切る組み合わせがあります(2026年7月現在)
  • ほぼどんなシーンにも対応できるα7IV×2台+シグマまたはタムロンの大三元が112.5万円という価格です。業務用の機材を選ぶのでしたら、この価格を参考に予算を立てていただくのが良いと思います

スタンダード機(現行ダブルスロット機)

記事本編で想定した、現行のスタンダード・ダブルスロット機を2台揃えた場合の組み合わせです。

総額(概算)ボディレンズメーカーレンズ構成総重量カメラ総額(2台)レンズ総額
80万円パナソニック LUMIX G9PROIIパナソニックLEICA DG 8-18mm 12-35mm 35-100mm2,297g421,740円35.9万円
86.5万円パナソニック LUMIX S5IIシグマ16-28mm F2.8 28-70mm F2.8 70-200mm F2.83,745g435,600円42.9万円
95.6万円富士フイルム X-T5シグマ+富士10-18mm F2.8 18-50mm F2.8 XF50-140mm F2.82,654g546,960円40.9万円
96.1万円ニコン Z5IIタムロン16-30mm F2.8 28-75mm F2.8 70-180mm F2.83,265g517,000円44.4万円
97.4万円富士フイルム X-T5タムロン+富士11-20mm F2.8 17-70mm F2.8 XF50-140mm F2.82,974g546,960円42.7万円
99万円ニコン Z5IIニコン17-28mm f/2.8 28-75mm f/2.8 70-180mm f/2.83,210g517,000円47.3万円
99.4万円パナソニック LUMIX S5IIシグマ14-24mm F2.8 24-70mm F2.8 II 70-200mm F2.84,365g435,600円55.8万円
107万円OMシステム OM-1 Mark IIOMシステム7-14mm F2.8 PRO 12-40mm F2.8 PRO II 40-150mm F2.8 PRO2,874g556,000円51.5万円
108万円パナソニック LUMIX S5IIパナソニックS PRO 16-35mm F4 24-70mm F2.8 70-200mm F2.84,485g435,600円64.4万円
112.5万円ソニー α7IVタムロン16-30mm F2.8
28-75mm F2.8
70-180mm F2.8
3,151g696,000円42.9万円
112.5万円ソニー α7IVシグマ16-28mm F2.8 28-70mm F2.8 70-200mm F2.83,571g696,000円42.9万円
125.4万円ソニー α7IVシグマ14-24mm F2.8 24-70mm F2.8 II 70-200mm F2.84,191g696,000円55.8万円
126.6万円富士フイルム X-T5富士フイルムXF8-16mm F2.8 XF16-55mm F2.8 II XF50-140mm F2.83,324g546,960円71.9万円
145.4万円キヤノン EOS R6 Mark IIキヤノンRF16-28mm F2.8 RF28-70mm F2.8 RF70-200mm F2.8 L3,350g638,000円81.6万円
153万円ソニー α7IVソニー(1型)16-35mm F2.8 GM 24-70mm F2.8 GM 70-200mm F2.8 GM4,362g696,000円83.4万円
168万円ニコン Z5IIニコン(S)14-24mm f/2.8 S 24-70mm f/2.8 S II 70-200mm f/2.8 S II3,723g517,000円116.3万円
175.9万円ソニー α7IVソニー(II型)16-35mm F2.8 GM II 24-70mm F2.8 GM II 70-200mm F2.8 GM II3,603g696,000円106.3万円
178.6万円キヤノン EOS R6 Mark IIキヤノン(L)RF15-35mm F2.8 L RF24-70mm F2.8 L RF70-200mm F2.8 L4,150g638,000円114.8万円

上位機種・フラッグシップ

参考として、上位機あるいはフラッグシップ機を2台揃えた場合の組み合わせも掲載します。本編の趣旨(スタンダード機で始める)からは外れますが、将来的なステップアップの目安としてご覧ください。

総額(概算)ボディレンズメーカーレンズ構成総重量カメラ総額(2台)レンズ総額
123.6万円ニコン
Z6III
タムロン16-30mm F2.8
28-75mm F2.8
70-180mm F2.8
3,385g792,000円44.4万円
126.4万円パナソニック
LUMIX S1IIE
パナソニックS PRO 16-35mm F4
24-70mm F2.8
70-200mm F2.8
4,595g619,740円64.4万円
128.2万円富士フイルム
X-H2
富士フイルムXF8-16mm F2.8
XF16-55mm F2.8 II
XF50-140mm F2.8
3,330g563,120円71.9万円
142.3万円富士フイルム
X-H2S
富士フイルムXF8-16mm F2.8
XF16-55mm F2.8 II
XF50-140mm F2.8
3,330g704,400円71.9万円
155.4万円パナソニック
LUMIX S1II
パナソニックS PRO 16-35mm F4
24-70mm F2.8
70-200mm F2.8
4,605g910,800円64.4万円
159.4万円パナソニック
LUMIX S1R II
パナソニックS PRO 16-35mm F4
24-70mm F2.8
70-200mm F2.8
4,595g950,400円64.4万円
185.8万円ソニー
α7V
ソニー(II型)16-35mm F2.8 GM II
24-70mm F2.8 GM II
70-200mm F2.8 GM II
3,677g795,420円106.3万円
195.4万円ニコン
Z6III
ニコン(S)14-24mm f/2.8 S
24-70mm f/2.8 S II
70-200mm f/2.8 S II
3,843g792,000円116.3万円
200.5万円キヤノン
EOS R6 Mark III
キヤノン(L)RF15-35mm F2.8 L
RF24-70mm F2.8 L
RF70-200mm F2.8 L
4,208g858,000円114.8万円
212.5万円キヤノン
EOS R5 Mark II
キヤノンRF16-28mm F2.8
RF28-70mm F2.8
RF70-200mm F2.8 L
3,502g1,309,000円81.6万円
231.3万円ニコン
Z8
ニコン(S)14-24mm f/2.8 S
24-70mm f/2.8 S II
70-200mm f/2.8 S II
4,143g1,150,600円116.3万円
245.7万円キヤノン
EOS R5 Mark II
キヤノン(L)RF15-35mm F2.8 L
RF24-70mm F2.8 L
RF70-200mm F2.8 L
4,302g1,309,000円114.8万円
254.3万円ソニー
α7R VI
ソニー(II型)16-35mm F2.8 GM II
24-70mm F2.8 GM II
70-200mm F2.8 GM II
3,713g1,480,600円106.3万円
270.7万円ニコン
Z9
ニコン(S)14-24mm f/2.8 S
24-70mm f/2.8 S II
70-200mm f/2.8 S II
5,003g1,544,400円116.3万円
301万円ソニー
α1 II
ソニー(II型)16-35mm F2.8 GM II
24-70mm F2.8 GM II
70-200mm F2.8 GM II
3,773g1,948,320円106.3万円
332.6万円キヤノン
EOS R1
キヤノン(L)RF15-35mm F2.8 L
RF24-70mm F2.8 L
RF70-200mm F2.8 L
5,040g2,178,000円114.8万円

*一部のレンズ構成にはF2.8以外のレンズ(S PRO 16-35mm F4など)を含みます。

前編のまとめ

純正の大三元をフルサイズで揃えると、ボディ2台と合わせておおよそ160万円台から180万円近くに達します。一方、シグマやタムロンのジェネリック大三元を選べば、フルサイズでも100万円台前半、組み合わせによっては100万円を切る水準まで下がります。マイクロフォーサーズやAPS-Cまで含めれば、選択肢はさらに広がります。

ここまでで「大三元を揃えるといくらかかるのか」の全体像が見えました。しかし実際には、ボディとレンズ以外にもさまざまな費用がかかり、そもそも大三元がすべての人に必要なわけでもありません。中編では、レンズ以外にかかる費用と、大三元にこだわらない現実的な代替案を扱います。

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