付録:2026年 事案一覧
本記事「2026年のサイバー攻撃」のために、各組織の発表を中心に照合した2026年の事案を、国内(付録A、58項目)と海外(付録B、23項目)の計81項目にまとめた。同じ攻撃の波及先を別の行に載せたもの(KDDIとCPI、IDCフロンティアとJR東日本・JR九州・日水物流など)、2025年に始まり2026年に続報が出たもの、報道を典拠にしたものも含むため、81の別々の攻撃を数えたものではない。
業種や国名、確度で絞り込めます。
付録A 国内(58件)
| 業種 | 組織 | 公表日 | 影響の型 | 何が起きたか | 影響の規模 | 確度 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| IT・クラウド | コミューン(Commune) | 10/8 | 委託先経由 | コミュニティサイトの構築サービスへの不正アクセス(10/5〜7)。非公開コミュニティの招待リンクを不正に取得して登録し、管理者になりすまして会員情報を取得した。利用する企業のサイトへ波及。10/8に青森県のコミュニティについて発表し、10/9に全体を公表 | 約30.7万人(推計。うちメールアドレスを含む 約12.6万人で、同社の従業員・テスト用 約4.2万人を含む)。波及先の発表とは合計しない | 漏えい確認 | 発表(10/9)/青森県のコミュニティ(10/8)/波及先の例:スズキ |
| IT・クラウド | IDCフロンティア | 10/7 | インフラの停止 | クラウドの一部にランサムウェア。保管データの取り出し・復元が困難な見通し | 495組織(個別に連絡した企業・自治体) | 調査中 | 発表 |
| IT・クラウド | GMOリサーチ&AI(infoQ) | 10/5 | 直接の被害 | アンケートサイトの脆弱性を突かれ、情報が持ち出された。ポイントの不正交換も | 最大 948,498件(不正交換 611件・約287万円は全額補填) | 漏えい確認 | 発表 |
| IT・クラウド | 手間いらず | 9/28 | 委託先経由 | 宿泊施設向けの予約管理システムへの不正アクセス。予約者に届いた不審なメッセージで発覚 | 最大 約445万人(予約者) | 漏えいのおそれ | 開示 |
| IT・クラウド | ファインズ(予約システム) | 9/25 | 委託先経由 | 予約システムへの不正アクセス。利用する店舗の予約者の情報(予約店舗・メニュー・日時など)に影響 | 1,536,322件 | 漏えい確認 | 速報 |
| IT・クラウド | Helpfeel(Gyazo) | 9/16 | 直接の被害 | 画像共有サービスの脆弱性を突かれ、ユーザーの情報が流出 | ユーザー関連 約2,362万件(匿名 約1,801万件・メール登録 約562万件。人数ではない)。ほかに画像のメタデータなど(内訳は第一報・第二報) | 漏えい確認 | 第一報/第二報 |
| IT・クラウド | さくらインターネット | 8/17 | 直接の被害 | 販売管理システムへの不正アクセス(2023年4月〜2026年3月) | 1,360,563アカウント | 漏えいのおそれ | 第三報 |
| IT・クラウド | 両毛システムズ | 8/15 | 委託先経由 | VPNのアカウントを悪用されランサムウェア。自治体・ガス会社へ波及 | 未公表(波及先がそれぞれ発表。例:伊勢崎市 3,789件、大東ガス 約12.4万件。合計しない) | 漏えいのおそれ | 発表 |
| IT・クラウド | Eストアー(ショップサーブ) | 8/1 | 委託先経由 | ネットショップ構築サービスで不正なプログラムが実行された。利用する店舗の購入者に影響 | 8,853,839件(公表時点の件数で、人数ではない。調査中) | 漏えい確認 | 第1報/第2報 |
| IT・クラウド | EPARKリラク&エステ(PeakManager) | 7/31 | 委託先経由 | サロン向けの予約管理システムへの不正アクセス。外部への転送を確認 | 約2,218万件(レコード数で、人数ではない) | 漏えい確認 | 第二報 |
| IT・クラウド | KDDI(ISP事業者向けメールシステム) | 6/23 | 委託先経由 | ISP事業者向けに提供するメールシステムへの不正アクセス。JCOM・BIGLOBEなどの利用者に影響 | メールアドレス 12,231,954人(うちパスワードを含む 7,616,173人) | 漏えい確認 | 第一報/調査結果 |
| IT・クラウド | KDDIウェブコミュニケーションズ(CPI) | 6/23 | 委託先経由 | KDDIが運営し、CPIがメールサービスに使っていたメールシステムへの不正アクセス(上のKDDIと同じ事案の波及) | 1,250,543件 | 漏えい確認 | 最終報 |
| IT・クラウド | はてな(資金流出) | 4/24 | 直接の被害 | 侵入型の攻撃ではない。取引先などを装ったメールで送金を指示され、資金をだまし取られた(ビジネスメール詐欺)。システムへの侵入や個人情報の流出はない | 11億7,900万円の特別損失(6/12時点の被害の最大額。4/24の第一報では最大 約11億円) | 金銭の被害(情報の漏えいなし) | 適時開示(4/24)/特別損失の開示(6/12) |
| IT・クラウド | YCC情報システム | 4/3 | 委託先経由 | ファイルサーバーにランサムウェア。取引先から預かっていた情報の一部に漏えいのおそれ | 未公表 | 漏えいのおそれ | 発表 |
| IT・クラウド | フィーチャ | 2/12 | 直接の被害 | ランサムウェア。データが攻撃者の管理するクラウドストレージへ送られた | 未公表 | 漏えい確認 | 適時開示 |
| 物流・運輸 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) | 10/9 | 委託先経由 | IDCフロンティアへの攻撃の影響で、会員向けメール配信の外部サービスが一部停止。メールアドレスなどに漏えいの可能性。氏名・住所・電話番号・カード番号は含まない | 最大 約167万件(えきねっと)/約39万件(大人の休日倶楽部)。合計しない | 漏えいのおそれ | 発表 |
| 物流・運輸 | JR九州(JR九州Web会員) | 10/9 | 委託先経由 | IDCフロンティアへの攻撃の影響で、Web会員のメールアドレスに漏えいのおそれ | 最大 約130万件 | 漏えいのおそれ | 発表 |
| 物流・運輸 | 日水物流(ニッスイ) | 10/7 | インフラの停止 | IDCフロンティアのクラウドの障害で、入出荷のシステムが停止。10/9に一部再開 | — | 業務停止のみ | 第1報/第2報 |
| 物流・運輸 | 佐川急便 | 9/30 | 委託先経由 | 荷物の問い合わせサービスへの不正アクセス。送り主・届け先の氏名、住所など。自治体のふるさと納税へ波及 | 精査中(未公表) | 漏えいのおそれ | 発表 |
| 物流・運輸 | 日本郵政・日本郵便(郵便局アプリ) | 9/29 | 直接の被害 | アプリへの不正アクセスで、氏名・住所・生年月日などを取得された | 19人(69件) | 漏えい確認 | 発表 |
| 物流・運輸 | 東京メトロ(メトポ) | 9/27 | 委託先経由 | 会員向けサービスへの不正アクセス。配信を停止したメールアドレスを保管するサーバーが対象で、メールアドレスのみ | 約59,000件 | 漏えいのおそれ | 発表/会員向けの告知 |
| 物流・運輸 | 京王電鉄(京王グループ) | 9/26 | インフラの停止 | グループのサーバーにランサムウェア。スーパーの決済などに支障。鉄道の運行は影響なし | 未公表 | 調査中 | 発表 |
| 物流・運輸 | パーク24(タイムズカー) | 9/25 | 直接の被害 | Webシステムへの不正アクセス。運転免許証などの画像が漏れた | 約660万アカウント(本人確認書類の画像は約160万) | 漏えい確認 | 発表 |
| 物流・運輸 | エスケーロジ | 9/24 | インフラの停止 | サーバーへの不正アクセスで受注システムなどが停止し、物流に障害。10/3の第2報で一部の社内情報の漏えいを確認 | — | 漏えい確認(一部の社内情報。詳細は調査中) | 第2報(画像)/お知らせ |
| 物流・運輸 | ニチレイ | 7/13 | インフラの停止 | 冷蔵倉庫の入出庫と冷凍食品の出荷が停止。7/24に全拠点で通常稼働 | 配送先 3,308件/取引先 6,849件/従業員等 43,709件 | 漏えい確認 | 発表 |
| 物流・運輸 | 日本交通 | 7/13 | 直接の被害 | マルウェアに感染し、配車などのシステムが停止。一部のファイルが外部に流出 | 未公表 | 漏えい確認 | 第4報 |
| 小売・外食 | ブックオフグループホールディングス | 10/9 | 直接の被害 | 不正アクセスで、会員情報の外部への流出を確認 | 最大 約643万件(会員番号の件数で、人数ではない。対象は精査中) | 漏えい確認 | 適時開示/お知らせ/お知らせ本文(画像) |
| 小売・外食 | ローソン | 10/8 | 直接の被害 | 9/12〜14と9/17の不正アクセスで、顧客の情報が漏えい | 約215万件(ローソンID)。ほかにローソンアプリ予約 26件(氏名・電話番号・カード番号の一部)。合計しない | 漏えい確認 | 発表 |
| 小売・外食 | ミスターマックス | 10/6 | 直接の被害 | 不正アクセスで顧客情報が流出 | 最大 1,735,154人 | 漏えい確認 | 発表 |
| 小売・外食 | 物語コーポレーション(焼肉きんぐ公式アプリ) | 10/5 | 直接の被害 | 会員管理システムへの不正アクセス。パスワード・生年月日・利用履歴は含まない | 約1,079万件(登録の件数で、人数ではない) | 漏えい確認 | 発表 |
| 小売・外食 | セイコーマート | 9/30 | 直接の被害 | 会員情報が不正に閲覧されたおそれ | 574,647人分(会員情報) | 漏えいのおそれ | 発表/第四報 |
| 小売・外食 | イエローハット(WEB作業予約) | 8/28 | 直接の被害 | 作業予約のシステムへの不正アクセス | 最大 1,801,499人 | 漏えいのおそれ | 発表 |
| 小売・外食 | ムラウチドットコム | 7/24 | 直接の被害 | 通販サイトへの不正アクセス | 7,716,811件 | 漏えい確認 | 第二報 |
| 小売・外食 | 2りんかんイエローハット | 4/23 | 直接の被害 | 会員向けのAPIを悪用され、会員情報が流出(4/20に検知。6/19の最終報で件数と取得を特定) | 3,179,454人 | 漏えい確認 | 第一報〜最終報/イエローハットの第一報 |
| 出版・メディア | ユーザベース(NewsPicks) | 10/8 | 直接の被害 | 会員の情報に漏えいのおそれ | 未公表(項目ごとの最大値のみ公表) | 漏えいのおそれ | 第一報/第二報 |
| 出版・メディア | 日本経済新聞社 | 10/4 | 直接の被害 | Microsoft 365 のアカウントが侵害され、なりすましメール 約9,000件が送られた。送信先などが漏えい | 調査中 | 漏えい確認 | 発表 |
| 出版・メディア | ジャパンタイムズ | 10/2 | 直接の被害 | グループ会社が管理するサーバーの一部に不正アクセス。電子版・購読者のデータベースは影響なし | 未公表 | 調査中 | 発表 |
| 出版・メディア | 集英社(HAPPY PLUS COMMUNITY) | 9/28 | 直接の被害 | ブロガー管理システムで設定の不備を突かれ、管理者の権限を持つアカウントを作られた | ブロガー 2,835人 | 漏えい確認 | 発表 |
| 出版・メディア | スターツ出版(OZmall) | 9/27 | 直接の被害 | 会員サイトへの不正アクセス | 最大 442,779人 | 漏えいのおそれ | 第2報 |
| 出版・メディア | メディカ出版 | 3/13 | 直接の被害 | 正規のアカウント情報で侵入され、サーバーのファイルを暗号化された | 約64万1,000人(重複を含む可能性) | 漏えいのおそれ | 発表 |
| 行政・公共 | デジタル庁 ガバメントソリューションサービス | 9/11 | 直接の被害 | VPNの脆弱性から侵入され、保守担当者のアカウントでファイルにアクセスされた | 約24.6万件(職員・事業者等。一般の人の情報は含まない) | 漏えいのおそれ | 発表 |
| 行政・公共 | 鳥取県 環境放射線モニタリングシステム | 9/3 | 直接の被害 | 主監視局のサーバーがランサムウェアで停止。副監視局で監視は継続 | 個人情報は含まれない | 業務停止のみ | 発表 |
| 行政・公共 | 東京都水道局(委託先の協力会社) | 3/6 | 委託先経由 | 委託先の協力会社がランサムウェアの被害。流出は確認されていない | 約13万件 | 漏えいのおそれ | 発表 |
| 製造 | 池上通信機 | 9/24 | 直接の被害 | サーバー内の一部のファイルが暗号化された。放送用カメラのメーカー | 未公表 | 調査中 | 発表/続報 |
| 製造 | コタ | 3/30 | 直接の被害 | サーバーと社内のパソコンがランサムウェアで暗号化。生産・受注・出荷は継続。株主や取引先などの情報が閲覧された可能性を否定できない | 延べ109,147件(株主 55,408件など8区分。漏えい・不正利用は確認されず) | 漏えいのおそれ | 発表 |
| 製造 | アドバンテスト | 2/19 | 直接の被害 | ランサムウェアを伴う攻撃。システムを隔離し、中核の業務は稼働 | 未公表(流出したデータは特定中) | 調査中 | 発表 |
| 教育 | 大阪公立大学 | 10/5 | 直接の被害 | 仮想化基盤のサーバー群が停止し、一部のデータに改ざんの形跡。大学はランサムウェア攻撃と判断した。学内ネットワーク、メール、Webサイト、教務などのシステムが止まり、10/2〜8は全授業を休講。附属病院の電子カルテは影響なし | 未公表 | 調査中 | 発表 |
| 教育 | 佐賀大学 | 9/25 | 直接の被害 | NAS(ネットワーク接続のストレージ)が暗号化された。ランサムウェアの疑い | 未公表 | 調査中 | 発表/続報 |
| 教育 | 九州大学 | 6/10 | 直接の被害 | 研究室の端末がランサムウェアに感染したとみられる。診療用のネットワークとは分かれていた | 九州大学病院の患者 43人(氏名と手術の動画) | 漏えいのおそれ | 発表 |
| 医療・福祉 | ホワイトエッセンス | 8/12 | 直接の被害 | システムへの不正アクセスで停止。10/5に情報の持ち出しを公表 | 約105万アカウント | 漏えい確認 | 発表 |
| 医療・福祉 | 日本医科大学武蔵小杉病院 | 2/13 | 直接の被害 | 医療機器の保守用VPN装置から侵入され、ランサムウェア。診療は継続 | 患者 約13万人(ほかに職員・実習生 約1,700人) | 漏えい確認 | 発表 |
| その他 | アドベンチャー(skyticket) | 10/9 | 直接の被害 | 比較予約サイトへの、経路の異なる3件の不正アクセス。管理機能を不正に操作され、氏名・生年月日・住所などが流出。カード情報とパスポートの画像は含まない(パスポート番号は一部の案件で調査継続)。一部の案件は返金先の口座情報を含む | 約1,464万件(うちハッシュ化したパスワードを含む 約413万件)。ほかに17,780件、予約 約1.2万件。合計しない | 漏えい確認 | 発表 |
| その他 | 第一興商 | 10/8 | 委託先経由 | 委託先(日本コロムビアグループ)の端末がマルウェアに感染 | 約872.4万件 | 漏えいのおそれ | 発表 |
| その他 | ディップ(バイトル) | 10/6 | 直接の被害 | 求人サイトへの不正アクセス。メールアドレスのみ。10/6にバイトル上で知らせ、10/9に企業サイトで公表 | 最大 3,885,771件 | 漏えい確認 | 発表 |
| その他 | LEAN BODY | 9/15 | 直接の被害 | 社内の分析ツールの脆弱性を突かれ、データベースから顧客情報を取得された | 約44万アカウント(退会者を含む) | 漏えい確認 | 発表 |
| その他 | アフラック生命保険 | 6/30 | 直接の被害 | 不正アクセスで顧客情報が流出。一部は口座情報を含む | 約440万人(うち口座情報を含む 約22万人) | 漏えい確認 | 調査結果 |
| その他 | 日本テレネット | 3/17 | 委託先経由 | ネットワーク機器から侵入され、サーバーが暗号化。外部への転送の痕跡はなし | 約104.1万件(4区分の合計) | 漏えいのおそれ | 調査結果 |
| その他 | あなぶきハウジンググループ | 2/3 | 直接の被害 | ネットワーク機器の脆弱性を突かれ、ファイルサーバーから多数のファイルが流出 | 207,773件(精査のうえ確定)。波及先:松山市営住宅 7,237件(合計しない) | 漏えい確認 | 発表/松山市 |
付録B 海外(23件)
| 国・地域 | 組織(国・地域) | 公表日 | 影響の型 | 何が起きたか | 影響の規模 | 確度 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 米国・カナダ | ATF(アルコール・たばこ・火器及び爆発物取締局)(米国) | 8/26 | 直接の被害 | サイバーセキュリティの事案で、重大インシデント(major incident)に指定 | 未公表 | 調査中 | 発表 |
| 米国・カナダ | Coweta市(オクラホマ州)(米国) | 8/5 | 直接の被害 | 市のシステムがランサムウェアの被害。カードなどの支払い情報は市のサーバーに保存しておらず影響なし。警察・消防のシステムは影響なし | — | 調査中(ほかのデータへのアクセスを確認中) | 発表 |
| 米国・カナダ | Amgen(米国) | 7/29 | 直接の被害 | クラウド上のデータ(患者の健康情報を含む)が持ち出された。製品・製造への影響はなし | 未公表 | 漏えい確認 | 8-K |
| 米国・カナダ | Klue(カナダ) | 6/18 | 委託先経由 | 以前に盗まれていた開発用の認証情報で連携用の仕組みに不正なコードを入れられ、Salesforce などとつなぐ認証トークンを盗まれた。連携先の顧客の環境でデータにアクセスされた | 未公表 | 漏えいのおそれ(連携先のデータへのアクセスを確認) | 発表/調査結果(7/1) |
| 米国・カナダ | One Medical Seniors(Amazon)(米国) | 6月中旬 | 委託先経由 | 旧 Iora Health の保管データを置く、第三者のファイル保管システムへの不正アクセス(6/8〜11。6/13に把握)。一部の患者のファイルにアクセスされた | 限定的(人数は未公表) | 漏えい確認 | 発表(6/17)/通知 |
| 米国・カナダ | Carnival(米国) | 5/27 | 直接の被害 | 従業員のアカウントが侵害され、個人情報が漏えい(4/14に検知) | 未公表 | 漏えい確認 | 通知 |
| 米国・カナダ | デンタクエスト(米国) | 5/26 | 直接の被害 | 社内のデータにアクセスされた。社会保障番号、歯科の診療情報など | 未確定 | 漏えい確認 | 通知 |
| 米国・カナダ | ハズブロ(米国) | 4/1 | 直接の被害 | 不正アクセス。一部のシステムを止めて受注・出荷を続け、4/23に封じ込め | 未公表 | 調査中 | 8-K(4/1)/8-K(4/23) |
| 米国・カナダ | ストライカー(米国) | 3/11 | 直接の被害 | 社内のマイクロソフト製品の環境が世界規模で停止し、受注・出荷・製造に影響 | 未公表(病院で使う製品は影響なし) | 業務停止のみ | 8-K/顧客向けの告知 |
| 韓国 | 新韓銀行(韓国) | 10/1 | 直接の被害 | 貸出募集人向けのサービスを経由して、個人(信用)情報が流出 | 約2.5万人 | 漏えい確認 | 謝罪文 |
| 韓国 | Tving(韓国) | 9/3 | 直接の被害 | 動画配信サービスの会員情報が流出(官民合同調査の結果)。開発プロジェクト361件も流出 | 報道では3,954万アカウント(重複・テスト用を含み、人数ではない。政府の発表では合計の件数を確認できていな) | 漏えい確認 | 政府の発表(件数は報道による)」 |
| 韓国 | 外交部・国立外交院(韓国) | 7/20 | 直接の被害 | オンライン教育システムを2025年4〜5月に乗っ取られ、2026年2月まで外部と接続 | 未公表(流出内容は特定困難) | 漏えいのおそれ | 発表 |
| 韓国 | 教元グループ(韓国) | 1/13 | 直接の被害 | ランサムウェアでWebサービスに障害。グループ8社が個人情報保護委員会に届け出 | 未公表 | 調査中 | 個人情報保護委員会 |
| 台湾 | 友訊科技(D-Link)(台湾) | 9/18 | 直接の被害 | 自社サイトのログイン画面で、大量のIDとパスワードによるログインの試行(リスト型攻撃)。影響を受けた利用者に通知 | 未公表 | 漏えいのおそれ(ログインの試行を確認。成功や漏えいは未確認) | 中央社(報道) |
| 台湾 | 政府機関(台湾) | 8/13 | 直接の被害 | AIエージェントを使った攻撃。予備・テスト用のシステムが足がかりに | 未公表(機関名も非公表) | 漏えいの有無は未公表 | 発表 |
| 台湾 | 尼得科超眾(Nidec Chaun-Choung)(台湾) | 6/24 | 直接の被害 | サーバーの一部でランサムウェアの被害を確認し、当該サーバーとネットワークを停止。ほかのグループ会社への影響はない。流出は確認されていない | — | 調査中(漏えいと生産・出荷への影響を調査) | 発表 |
| シンガポール | シンガポール国立大学(NUS)ほか(シンガポール) | 5月上旬 | 委託先経由 | 学習管理システム「Canvas」の運営会社(米国)から、利用者名やメッセージなどが持ち出された。NUSは、学生の氏名・メールアドレス・学生IDが漏れたおそれがあると連絡(パスワード・成績は無事) | 未公表 | 漏えいのおそれ(運営会社は持ち出しを確認) | 運営会社の発表/The Straits Times(報道) |
| シンガポール | 大手通信4社(シンガポール) | 2/9 | 直接の被害 | 未知の弱点を突かれて境界のファイアウォールを破られ、技術データを持ち出された | 4組織(顧客の記録へのアクセスの証拠はない) | 漏えい確認(技術データ) | サイバーセキュリティ庁 |
| 東南アジア | 情報通信技術省(DICT)(フィリピン) | 9/25 | 委託先経由 | 認定事業者に関わる書類 約410ファイルが流出したおそれ | 48組織(認定事業者) | 調査中 | 公式Facebook |
| 東南アジア | Duopharma Biotech(マレーシア) | 9/11 | 直接の被害 | ITインフラへの不正アクセス。個人データを含むとされるデータファイルが持ち出された | 未公表 | 漏えいのおそれ(ファイルの持ち出しは確認) | 証券取引所への開示 |
| 東南アジア | AYA Bank(ミャンマー) | 6/25 | 直接の被害 | 以前使っていた申込受付のサイトから、申込情報の一部が流出。金融情報は含まない | 未公表 | 漏えい確認 | 声明 |
| 東南アジア | 中央の省庁級2機関(ベトナム) | 5/22 | 直接の被害 | 利用者データが流出。監視の体制(SOC)があっても気づけなかった | 数百万件規模(機関名は非公表) | 漏えい確認 | VietNamNet(報道) |
| 東南アジア | 住友金属鉱山 CBNC(フィリピン) | 4/8 | 直接の被害 | ニッケル製錬の子会社でサーバー2台が暗号化された | 未公表 | 調査中 | 発表 |
注:情報は2026年10月11日時点の、各組織・機関の最新の発表による。続報で人数や原因が変わることがある。確度は、「漏えい確認」=漏れたことが確認されたもの、「漏えいのおそれ」=漏れた可能性があるが確認されていないもの、「業務停止のみ」=情報の漏えいは確認されず、業務やシステムが止まったもの、「調査中」=漏えいの有無を調べているもの、「漏えいの有無は未公表」=調査を終えたとしているが、漏えいの有無を明らかにしていないもの。括弧内は補足。件数の単位(人・件・アカウント・組織)は各組織の発表どおりで、件数と人数は同じではない。委託先経由の事案で、波及先が別に発表した件数は合計しない。攻撃者の主張(犯行声明やリークサイトへの掲載)は載せていない。出典が報道のものは、出典の欄にその旨を書いた。公表日は最初の発表の日付で、続報の日付ではない(東海大学は2025年の第1報と2026年の第2報の日付を併記。Tvingは政府の調査結果の発表日で、同社の最初の告知の日付は確認できていない)。「—」は該当なし、または一次資料で確認できないもの。はてなは、なりすましのメールで送金を指示されたビジネスメール詐欺による金銭の被害で、システムへの侵入型の攻撃ではないが、サイバー犯罪の被害として載せた。
